テニスから転向 1カ月後に読むガイド

picklebouya

以前「テニスから転向 初日に読むガイド」として、テニスからピックルボールに転向するにあたって知っておいた方が良いことを7つ、お伝えしました。

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今回は、テニス経験者がピックルボールを始めて1カ月。

最初はテニス経験が活きるものの、「あっ、ここから先はテニスの延長では無理だな…」と感じる場面が増えてくると思います。

そこで今回は、テニスからピックルボールに転向したプレーヤーが最初の1カ月で必ずぶつかる壁と、そこから身につけたい優先スキルと修正ポイントをまとめた「第2章」をお送りします。

題して「テニスから転向 1カ月後に読むガイド」です(笑)。

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新たなスキル優先順

テニスではあまり経験できていないスキルがピックルボールにはたくさんあります。習得が急がれる優先順位順に、その7つをなるべく端的にお伝えしていきます。

テニス出身者が意外に苦戦するのが、この「ソフトタッチ」。

テニスでは強打がほとんどで30%ほどだった緩いショットが、ピックルボールでは全ショットの40~45%占めます。

ここを避けては上達が止まります。

  • グリップを想像以上に緩く
  • 上半身ではなく下半身を使う
  • バウンドの下降中を打つ

強いショットをベースに、緩い球を混ぜるテニスとは逆で、

緩いショットをベースにスピードボールを混ぜる感覚が出てくれば、それがピックルボーラーへの正しい道です。

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テニスでも前に出た相手の足元に落として次のショットでパッシングを狙うという戦術はありますが、

ピックルボールの場合は、スローなボールで相手に攻撃を許さない状態を作って、自分が前に進むという戦術です。

テニスに相当するショットが存在しないため、完全にゼロからの習得と言えるでしょう。

  • 一旦止まるタイミングを作って前に出る
  • スピードは必要ない
  • ネットより手前に軌道の頂点を持ってくる

テニスでは回転をかけてボールの距離を短くする感覚が大きいと思いますが、穴開きボールでストリングスのないピックルボールでは、急激に下方向に突き刺さるような軌道は生まれません。

スピン量も大事ですが、まずは高さや弾道の安定を身につけることが最重要です。

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キッチンラインから前には詰められず、その場に居続けて、オープンスタンスでボレーするのは、テニス出身者には非常に不自然に感じることでしょう。

なるべく前方までボレーでボールに触れるよう、キチンと下半身を落とした前傾姿勢を取りながら、相手がスピードアップしてくるな、と感じたら瞬時に半歩でも1歩でも下がる。

この切り替えが大事です。

  • ムダの少ないサイドステップ
  • 浅く軽いスプリットステップ
  • 相手のパドルを見ての予測

テニスに比べ、この1本で100%ラストショットとなることは、少ないです。常に次のショットを想定した細かい動きが大事になります。

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現代ピックルボールでは、絶対に必要となるのが、ロールボレーとフリックボレーです。

ロール=パドルヘッドを下げて体全体で持ち上げるようにスピンをかけるショット

フリック=相手の浮いた球をリストを使って弾くようにスピンをかけるショット

テニスのドライブボレーに近いですが、もっと小さな動きで、ネットより低いボールを持ち上げなければなりません。特にバックの低い位置は、スライス面で返球すると、浮き上がり相手に簡単に決められてしまいます。

新たに習得が必要なショットです。

  • 非常にコンパクトで速いテイクバック
  • フォロースルーも短くバランスを維持
  • 速さよりタイミング重視
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テニスでは攻撃された際にカウンターで攻め返すことは当たり前の戦術ですが、ピックルボールの場合は必ずしもそうとは限りません。

足元に攻撃されたボールを打ち返すと、次の2次攻撃でやられるのが目に見えています。

危険な場面では、むしろスピードを意図的に落として、相手に攻撃を許さない、ニュートラルな状態に戻す技術の方に大きな価値があります。

  • リセットすべき場面の見極め
  • 足元を想定したパドルの準備
  • パドルを極力動かさない
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テニスではベースラインとサービスラインの間、いわゆるミドルゾーンはチャンスのエリアですが、ピックルボールでは違います。

「ノーマンズランド」(無人地帯)とも呼ばれるように、できれば長く立ち入りたくないゾーンです。

ベースラインから前に進もうとしても立ち往生した。

あるいはキッチンラインからやむを得ず後退してディフェンスする際など、

相手からの攻撃をなんとか耐え凌ぐエリアになります。

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  • 相手のスピードをペースダウンするブロック力
  • バレーのレシーブのような低い体勢でのリセット
  • 前後の素早い切り替えの動き

サーブは技術的にはフォアハンドストロークの球出しに似ています。

ですが、違う部分もあります。

テニスでは2回打てるサーブですが、ピックルボールでは1回。

オーバーヘッドのスイングはNGで、腰より低い位置でインパクトし、上方向のスイング軌道。

得点が入るのはサーブ権がある時だけというサイドアウト制の採用。

以上3点の理由から、サーブの感覚は、かなりテニスとは異なるものに感じます。

  • スピードや威力より、とにかく一貫性
  • 相手を前にこさせなくする深いプレースメント
  • 相手を惑わす多様な回転
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修正すべきテニスの習慣

その他、新たなスキルとまでは言えないかも知れませんが、テニスで培った考え方を改めた方が良いと思われる、ポイント3点です。

プレッシャーのかかる均衡した場面で、1本のサービスエースや、強烈なフォアハンドウィナーといった、パワーで押し切ることができるのもテニスの魅力の1つです。

そこでも「力む」「ふかす」といったミスは起こりますが、より一貫性が大事になるピックルボールの場合は、この失点が大きな「致命傷」になります。

ピックルボールの穴開きボールでは、簡単にウィナーは奪えません。

相手が攻撃してきて大きなフォロースルーになれば、逆に逆転のチャンスとなります。

オーバーパワーにつながる過剰なフルショットではなく

相手のパワーを利用して「崩す」という考え方が大事です。

そしてチャンスが来た時には、確実なショットでフィニッシュする必要があります。

特にプレッシャーがかかった時、テニスプレーヤーの「本能」では、強く打ってボールの威力で勝負したくなるでしょうが、この点は大きな修正が必要です。

現代テニスではベースラインでの打ち合いの方がやや優位で、サーブや強烈なアプローチで決定機を演出し、ネットでフィニッシュするという戦術が一般的です。

ピックルボールの場合、シングルスでは同じような考え方がある程度、当てはまるかもしれませんが、ダブルスの場合は決定的に異なります。

理想はサードショットドロップで前へ、それが出来なくても、ドライブを挟んだ後、フィフスショットで前へ、と、

少しでも早い段階でキッチンラインへ進もうとするのが、基本です。

相手のレベルが上がれば上がるほど、ベースラインでいくら強打しても、なかなかポイントが奪えなくなってきます。

自分によって居心地の良い場所は、ベースラインではなく、キッチンラインであるとの、フィーリングの変換が必要です。

テニスで低いボールをボレーさせられたら、緩くてもいいから距離を出して深く返球するのが、ベーシックな考え方です。

ですがピックルボールでは低いボレーを高い軌道で上に打ち上げると、即座に相手から打ち下ろされ、ポイントを奪われてしまいます。

テニスの場合、ボレーでは多少無理しても「攻撃」の意識が強いでしょう。

ですがピックルボールの場合は、ほとんどが低い位置で取らされる「我慢」となります。

何でもかんでも、相手のスピードそのままに返球するものではありません。

センターに緩くリセットしたり、ややスピンをかけて低い軌道で戻したり。あるいはボレーせず一旦ワンバウンドさせて打ったり。

これらの状況判断が、非常に難しく、プレーの成否を分けます。

オープンコートに流してミスを待つ、あるいはオープンコートに決めるというテニスと違って、最終的にはロールやフリックなどを駆使して、相手が返球できないようになるまで、反応時間を奪いきらなければならないのです。

テニスの本能が役立つ場面

テニスから転向した場合、苦労も多く感じるかも知れませんが、実際は、そのまま役立つシーンもたくさんあります。

  • プレッシャーがかかる場面での対応力
  • ディフェンス時の脚力
  • 相手コースの読み
  • パートナーとのポジショニング
  • 相手の弱点分析や基本的な戦術

逆にフルショットにこだわりすぎる「パワー信仰」や

極端な回転で押し込みたくなる「スピン依存」

パワーヒッターに対して下がる「ベースライン信仰」は避けなければなりません。

テニス出身者の共通テーマは「いかにソフトゲームに順応するか」

テニスで培ったパワーは活きるが、そのパワーだけでは絶対に勝てないのも、またピックルボールの醍醐味です。

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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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