上達につながるピックルマインド

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今まで男子No.1のベン・ジョンズ選手や女子No.1アンナ・リー・ウォーターズ選手の言葉を借りて、ピックルボールにおける「メンタリティー」の重要度をお伝えしてきました。

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トリガー+脳を騙せ

ベンはイライラを無くし集中するための「何らかのトリガーを見つけることが大事」と言いました。

腕の一部を触るとか、パドルを回すとか、コンセントレーションを高めるポーズを決めておくというアドバイスが印象的でした。

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アンナはたとえどんなに劣勢でも「私は勝てる」と心の中で言い聞かせ、

最終的には「脳をも騙せ」という教えでした。

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日々の練習で起きる「衝動」

どちらも試合中の究極の場面で役立つメンタル論でした。

今回はもっと単純に、日々の上達を妨げるような出来事への対処法として、非常にいいアドバイスを見つけたので、シェアさせてください。

次のHigh Five Pickleball」の動画の中から、いくつか抜粋させていただきます。

▶「High Five Pickleball」YouTubeより

「悪い衝動」に負ける時

あなたは練習中でも試合でも、「これは無理だな、でも打つしかないかな」と思って、少々無謀なショットを繰り出すことはないですか? 

私は非常によくあります(笑)。

なぜでしょうか。

  • ①リセットに自信がない
  • ②普通に返球しても、ほぼノーチャンスだから
  • ③何も考えず反射的に
  • ④謎のプレッシャーに耐えきれず
  • ⑤スーパーショットで不利な試合自体の状況を打開したい

⑤には意図があるのでいいとして、

①~③は練習する必要性を感じますよね。

リセットに自信がつくまで腕を磨くこと。

相手に決定的な場面を与えないようショットの精度を上げること。

膝より下、体の中心から外れたボールはキチンとニュートラルに戻すこと。

日々の反復の訓練が必要です。

ですが、④の「謎のプレッシャー」は簡単には練習で克服できない難しいものと思いませんか?

ピックルボール独特の、キッチン前で、あのジリジリした展開を経験したことがあるプレーヤーには、共感してもらえると思います。

脳の誤作動?

先にご紹介した動画では、「謎」の理由をこう説明してくれます。

ピックルボールはテンポの速いゲームでプレッシャーを感じる瞬間があります。

衝動に駆られたり、衝動に負けたりしますが、

それは脳がそのプレッシャーに反応しているだけです。

長いディンクラリーが続いたり、相手に自分の弱点を執拗に突かれたり。まさか勝てるわけないと思っていた実力者に急に「勝てる」と思った瞬間だったり、試合終盤10-11のどうしても取りたいポイントだったり。色んな原因があるのでしょう。

それはプレッシャーを感じた「脳」が「え~い! もう打っちゃえ」とばかり

肉体に「誤作動」を起こさせるということなのですね。

そう考えると「自分はメンタルが弱い」と落ち込むことなく、客観的に物事を捉えることができますね。

重圧種類にネーミング

動画では対処策として、次のようなものを提案してくれます。

まず、それが何なのかを特定し、名前を付けましょう。

このゲームでプレッシャーを与えているものが何であれ、

頭の中でそれをどう捉えるかを明確にしましょう。

大阪から情報発信中、私「ピックル坊や」はこのアドバイスに一番衝撃を受けました。

プレッシャーを意識すればするほど、身体が硬くなると思っていたので、その種類を定義することなく「何となく」「忘れよう」で、片付けてプレーすることが多かったからです。

私の場合で実践するならば

「大事な場面で、ついイイカッコしたくなっちゃう病」

「慎重になればなるほど、いいコース突きたくなる病」

「勝利が見えた瞬間ビビる病」というようなモノになるでしょうか(笑)。

自分なりの名前を付けて「あっ! いつものアレが来たぞ」と、脳に明確なサインを送ることで、日常の練習から訓練することができそうです。

次に何度か聞いたことのある呼吸法や、アナも実践している自分への声掛けです。

2つめのステップはラリーの前に一息ついて、ゲームプランを思い出すことです。セルフトークも活用すると良いでしょう。

最後に最も大事なこととして強調されていた対処法です。

確率の高い決定を下すことが重要です。

無謀なショットを打ったり、衝動に駆られたりした時は、

それを確率の高い決定に戻して、確率の高いショットを打つことが重要です。

そうすることで自信をつけ、試合でより一貫性を持たせて、勝利を取り戻すことができます。

緊張する場面こそ自分のベストショットを打ちたいものですが、

そこには、できるものと、できないものの明確な「境界線」があります。

普段からミス3割以上のことが、ここぞの場面でできるというのは、

追い込まれた「脳」がついついやってしまう「都合の良い勘違い」です。

自分の最も自信のある確率の高いショットを選びたいものです。

比較は喜びを奪う

もう1つ、動画内には素敵なアドバイスがありました。

一緒に練習している仲間や、スクールで遭遇したメンバーに対して、つい行ってしまう「周りと比べてしまう」という行為についてです。

ライバルや競争相手、あるいは憧れの的となる人がいるのは良いことと思います。

ですが、結局のところ私たちはみな、ピックルボールにおいて

独自の学習曲線と独自の旅路を歩んでいます。

そしてこう続きます。

ライバルを比較の基準とするのではなく、インスピレーションの源とすることです。

今日もあなたの周りにはたくさんのライバルがいます。もちろん勝つことは素晴らしい気分ですが、結局のところ目標は、もっとテクニックを磨き、昨日の自分よりも向上することであり、あなたの周りにいる人々に勝つことだけでは測れません。

今日周りにいる他人と比べるのではなく、昨日の自分よりも良くなることに集中しましょう。

大谷翔平選手の言葉ではないですが「憧れるのをやめて」

仲間の上手い点を見習って、昨日の自分を超えていくことに専念しましょう。

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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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