レーティングを取得しよう①

レーティングを取得しよう①

ピックルボールを始めてしばらくすると、ビギナー大会の出場のお誘いなど受けることはありませんか? 一体自分はどのレベルにあるのだろうと、気になり始めますよね。
そんな時、ピックルボールには便利な客観的目安として「レーディング」(評価システム)というものがあります。
自分の「レーティング」を測るには、最終的には、日本ピックルボール協会も、推奨している「DUPR」(Dynamic Universal Pickleball Rating=デューパー)によって出される数字がオススメなのですが、
いきなりそんなこと言われても、英語で自分の名前を登録するのは戸惑いますよね。
ですので、その話は次回にするとして、
まずはとっつきやすいように、自分で主観的に考えてみる方法をお伝えしたいと思います。
あなたはどのレベル?
ピックルボールの本場アメリカでは「USA Pickleball 」が出しているスキル評価シートというものがあります。レベル「1.0」から「5.5+」まで設定されています。
よく「脱3.5レベルの方法」なんてタイトルでYouTubeに上がっていますよね、あの数字のことです。
「1.0」ー「2.0」はなんの他のスポーツの経験もない、ルールも分からないレベル、「5.5+」は数少ないプロとして成功を収めているレベルということで割愛します。本当にざっくりとまとめると以下の図のような感じになります。

本当の同スキル評価シートはもっと膨大な量になります。以下のボタンを押すと、印刷しやすいPDFの各項目リストも手に入ります。
興味のある方はぜひ、自分の想像のレベルが本当に正しいかどうかチェック項目で確認して見てください。
「3.5」の必修ショットは?
ちなみに中級「3.5」のリストはこんな感じ。
現在は登録式で会員にならなければならない制度に移行していますが、
自分でレベル測る上でのガイド基準としては、この通りで大丈夫です。

フォアハンド=中程度のショットコントロールができていますか?
バックハンド=フォームを習得し一貫性が養われ始めていますか? 厳しい場合はバックを避けてフォアで打っていますか?
サーブ=一貫した、深くコントロールしたサーブが打てていますか?
リターン=深くコントロールしたレシーブが打てていますか?
ディンク=中程度のラリーが続けられる。高さと深さをコントロールしたショットを覚え始められていますか? 配球のバリエーションを理解できていますか?
サードショット=有利なネットに到達できるよう、ドロップやドライブが打てていますか?
などなど、続いていきます。
「4.0」との違いは?
では「3.5」と「4.0」の差はどこにあるのでしょうか?
「4.0」の選手はショットの安定性、コントロールが「3.5」の選手より上です。これは主観的に見ることもできそうですが、
さらにその先として考えなければならいのが「戦略性」です。
「4.0」はショットのペースや配球を自らコントロールしながら、サーブ、リターン、ディンクなどを安定して決めることができます。
また、相手の長所と短所を鋭く把握し、相手によって、自分の有効なショットを、いつどこで使うべきか理解しています。
力一辺倒ではなく、低速、高速、中速のショットを、迷うことなく使い分けることができるレベルということになります。
こうなってくると、なかなか自分でセルフ評価するのは難しくなってきますよね。
そこで冒頭の客観的指標「DUPR」の登場という訳です。世界統一基準というのが最大の売りです。次回はその中身、公式サイトやアプリの登録方法などについてお伝えします。
