タイムアウトの活用法

タイムアウトの活用法

試合中のタイムアウトのルールについて解説します。今回は、我々一般プレーヤーにも関係してくる「標準タイムアウト」と「メディカルタイムアウト」に絞ってお伝えします。
他にもプレーヤーの服装や装備の準備やイベント機械などの故障による「装備のタイムアウト」、3ゲームマッチのゲーム(セット)後に発生する「公式タイムアウト」があります。

標準タイムアウトとは
まず最も覚えておきたい「標準タイムアウト」についてです。
- どの時点でも好きなタイミングで取ることが可能
- 時間は最長1分間
- 11点、15点のゲームでは2度、21点では3度
大会によってはタイムアウトが1度のみ、あるいは認めていないところもあるので、試合要項などで、きちんと確認しましょう。1分間が経った後、10秒以内にコートに戻りプレーを始めないと、遅れた方がサーブ権を失うか、ポイントを失いますので注意が必要です。
メディカルタイムアウトとは
- 緊急の医療時にのみ申し出ることが可能
- 試合中のケガ、ケガの悪化、頭痛、吐き気、安全確保などのため
- 審判やレフェリーが許可すれば取れる
- 最長15分間
- 15分間が過ぎてもプレー再開できない場合は棄権
- 緊急でない場合はエンド交代時に行う
- 筋肉の痙攣、足がつった場合は60秒(メディカルトリートメント)の場合も
- 医学的な理由が見当たらない場合は、標準タイムアウトとされ警告対象となる
これも大会によって1回3分、30秒過ぎるごとにコードバイオレーション(警告)になるなど、違います。大会要項を確認してください。
効果的なタイムアウトとは
さて、疲労を感じたからといって「メディカルタイムアウト」を取ることは当然できません。ですが「標準タイムアウト」を、うまく使うことはルール上、可能です。
呼吸を整える
まずは身体的な側面です。
パートナーが集中的に狙われ走らされたり、疲れている様子を見せていたら、うまく「タイムアウト」を取ってあげましょう。
汗をかいて水分補給が必要だと感じても同様です。
試合終盤に脱水状態で足がつるなんてことは避けたいものです。
自チームで戦略を話し合う
ゲームプランがうまく進行していない時も一旦、間をおいた方がいいかの判断をしましょう。
明らかにこちらの弱点を狙われていると感じたら、それを防ぐためのスタッキングやサインプレーの実行なども検討しましょう。
そこまでのレベルではなくとも、もっとサーブを強く深く打っていこう、ドライブよりドロップで攻めよう、ロブを交えていこう、相手のあちら側にボールを集めようなど、短い時間ですが、話し合えることはたくさんあります。
相手の勢いを止める
相手が勢いに乗って連続ポイントを挙げているような状況で「タイムアウト」を取るのも賢明な判断と言えます。
相手のリズムを崩すだけでなく、一歩引いた状況でゲームを分析することで、新たなゲームプランが生まれることもあります。
タイムアウトを取らないまま、もうあと1点で試合終了という時点まで追い込まれたら、戦略的にも少しもったいない気がしますよね。
流れを変えるきっかけを探しましょう。
最後まで全力プレーで
試合時間が15分前後と短いピックルボールですので、タイムアウトを無くそうという動きも少なからずあるようです。
将来的にはどうなるか分かりませんが、そもそも戦術、メンタル面で大きく左右される繊細なスポーツです。実際に、ほんの少しのきっかけで1-10から大逆転するなんてことも、あり得ます。
頭も身体もフル回転して最大のパフォーマンスを発揮するためにも、たった「60秒間の休息」をうまく活用してみるのも、いかがでしょうか?