パドルを長持ちさせる7つの習慣

パドルを長持ちさせる7つの習慣

ピックルボールのパドルには、見た目はキレイに見えてもコアの損傷や表面の摩耗などにより、どうしても「寿命」があります。
ここでは、その「寿命」を確実に伸ばすための、実践テクニックを7つご紹介します。
①高温環境に置かない
パドル内部のポリマーコアの弱点は熱に弱いことです。
高温で柔らかくなってしまうと、形状が変化し、反発力の低下を招いてしまいます。
特に夏場の車内の温度は60~70℃に達することもあり、わずか数時間放置しただけで、パドルの内部で劣化が進むことがあります。
車の助手席やトランクに置きっぱなしにするのは絶対にやめましょう。
☑対策としては
- 夏場の車内に放置しない
- コートに出ても使ってない時は直射日光をできるだけ避ける
- 自宅では乾燥した風通しの良いクローゼットなどに保管

②パドルカバーを使用する
パドルのカーボン表面は摩耗と傷に弱いです。
持ち運びの際には、必ずパドルカバーを使用しましょう。
リュックやカバンに剥き出しのまま差している人もよく見かけますが、パドルの「寿命」を伸ばす意味では、あまり良い習慣とは言えません。
カバーの値段は様々ですが、安価なものは1000円以下でも見つけられます。数万円する高価なパドルの値段を考えれば、圧倒的に合理的でしょう。
乾燥させることが大事なので、プレー後すぐにカバーに入れるのではなく、しばらく時間を置いてからしまうことをオススメします。
小さな除湿剤を入れておくのも良いでしょう。
☑メリット
- 他の荷物と擦れ傷つくのを避けられる
- 表面の摩耗を抑えられる
- 落下などの不意な衝撃に耐えれられる

③エッジガードを使用する
ピックルボールのパドルの寿命を延ばしたいなら、エッジガードは欠かせません。
パドルの縁に貼る保護テープですね。
一生懸命プレーしていると、どうしてもパドル先端が、コート地面に、当たってしまいますよね。
ガードテープが傷を付くのを防ぎ、パドルへの衝撃も和らげてくれます。
パドルの傷は、表面よりもエッジ部分に集中して付きやすいものです。
エッジガードを付けることで、外周部分の摩耗や欠けを防いでくれ、このことがコアやフェイス部分の劣化を遅らせることにつながります。
結果としてパドル全体の性能低下を防ぎ、買い替えのサイクルを伸ばすことができます。手軽で効果の高い保護策です。
☑メリット
- 壊れやすいエッジ部分を補強できる
- 一体型パドル(テープ推奨)でも傷が抑えられる
- 結果パドル全体の性能低下を和らげる
貼り方
「Selkirk Sport」動画よりエッジガードテープの貼り方です。
平らな机の上などにパドルを直立で置き、均等にテープを貼る方法を実演してくれています。
想像以上に簡単にキレイに貼れますよ。
デザイン的にも自分のパドルブランドと合わせたテープを貼るとオシャレに見えます。傷ついたら定期的に交換することをオススメします。
④グリップテープを巻く
ピックルボールのパドルの寿命を伸ばそうとした場合、
グリップテープを巻くことも効果的です。
手汗をキッチリ吸収することで、グリップエンドをつたってパドル面に汗がべっとりつくようなことを防げます。
さらにグリップ部分は長い間使用していると、意外に劣化し、さらに進むと腐敗します。
テープを巻くことで、グリップ部分が傷んでいくのを緩和出来ます。
滑りにくくすることで余計な力みも減り、軽くホールドすることを覚えられます。結果的にシャフト部分やフェイスの負担も軽くなり、パドル全体の耐久性が向上します。
☑メリット
- 汗がパドルに流れ落ちない
- 余計な湿気が抑えられる
- グリップ部分の損傷を防げる
巻き方
「The Picklr」動画よりグリップテープの巻き方です。テープの細くなっている部分を、グリップエンド側に当てて、数ミリ重なるように巻いていってください。
テニス用のテープをピックルボールのグリップに巻くと余ってしまう部分が出てきます。私は両手バック用にシャフトの部分に少しかかるぐらいまで巻き、それでも余る部分はハサミでカットして使用しています。
もちろんピックルボール専用のモノでも構いませんよ。
大事な試合前など、巻き直せば新品気分で気合が入るのもいいですよね。
▶「The Picklr」YouTubeより
⑤表面をメンテナンスする
プレーすると知らぬうちにパドル表面は汚れます。
自分の汗はもちろん、コートに落ちていたゴミや粉塵、ボールに付いた泥やほこり、落ちていた葉っぱの水分などが付くためです。
毎回、キレイに拭き取る習慣を付けましょう。
これらの汚れや微細な水分が表面やエッジ部分に入り込むと、内部の接着剤などに悪影響があり、劣化の原因になります。
プレーし終わったら毎回、糸くずの出ない乾燥タオル(マイクロファイバークロス)などで、パドル表面を優しくなでるようにしてクリーニングして下さい。
雨後のプレーなどで汚れがひどい場合は、石鹸や薄い中性洗剤も使用可能です。
汚れが付いたままだと、表面のザラザラの効果をうまく発揮できず、スピン性能が落ちる原因になります。
カーボンファイバー製のパドルフェイスに対応した「消しゴム」タイプのクリーナーも販売されています。表面を優しく擦るだけで元の性能が復活するとうたっています。
スピン性能の面では気休め程度の変化かもしれませんが、パドルを長持ちさせる面では、キレイな状態で保管することは、大きな意味があります。
☑メリット
- 余計な湿気が内部に入るのを防げる
- 良い状態で保管できる
- パドルの持つ本来のスピン性能を引き出せる
消しゴムの使い方
「CRBN Pickleball」動画より、消しゴムタイプの「クリーニングブロック」の使い方です。
パドル表面を円を描くように、あるいは上下に擦るようにして、すべての表面部分にまんべんなく消しゴムが当たるように掃除します。キレイに汚れや残留物を取り除くことで、性能がよみがえります。
▶「CRBN Pickleball」YouTubeより
⑥複数本を使い分ける
複数本のパドルを使うことは、「寿命」を伸ばす有効な手段です。
連続使用によりコアに極端な負担がかかることを防ぎます。
出来てしまった傷や剥離が広がることも抑えられます。
突然の雨などで濡らしてしまった場合も、完全に乾ききるまで時間をおいて、その間は別の1本でプレーすることができます。
2本を打ち分けることで、パドルの反発力低下などの「寿命」をいち早く察知しやすくなるのも、利点です。
練習用、試合用と分けるなど、プロや上級者ほど複数本のパドルをローテーションさせて使用しています。
超お気に入りのパドルが見つかった場合、少しでも長く使う意味でも、同じものを2本購入してみる、というのはいかがでしょう?
☑メリット
- コアの負担を分散できる
- 常に良い状態で使用可能
- パドルの性能低下を察知しやすい
⑦丁寧に扱うクセをつける
最後に、これが最も大事なことかもしれません。
自分の気に入ったパドルに愛着を持つことです。
「愛」があれば、自然と大切に扱うはずです。
いくら自分が信じられないミスをしても、決して用具に当たってはいけません。みなさんは、地面に投げつけたり、壁を叩いたりしてませんよね(笑)。
さすがに、そうはしていなくても、
転がってきたテニスボールを打って返してみたり、
雑にパドルタップしたり、
パドルを投げ転がして置いておく、
なんてことはあるかもしれません。
ボールを打つこと以外の衝撃は、すべてパドルを長持ちさせるという意味では厳禁です。
ベンチや壁に立てかけず、地面にパドルを放ったらかしにしておいたら、誰かに踏まれて大きなキズがつくかもしれませんよ。
上手いプレーヤーほど用具も大切にしているものです。
☑メリット
- パドルを長持ちできる
- 紳士的なプレーヤーと思われる(笑)
- 自分のピックルボール愛が確認できる(笑)
毎日コツコツお手入れを積み重ねることが大事です。
パドルの「寿命」は使い方次第で半年→1.5年にまで変わると言われるほど差が出ます。
ぜひ今回ご紹介した7つの方法を習慣化してください。
新品のパドルのような性能を長く保ち、結果的にプレーも、より上達しやすくなるはずです!



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