ディフェンスのコツ

picklebouya

今回はミッドコート、トランジションゾーンなどと言われる、ベースラインとキッチンラインの間のディフェンスに特化して考えたいと思います。

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相手のパドルが上がったらパドルダウン

相手のパドルが肩口まで上がったら、それは相手からの攻撃のサインである、とお伝えしました。

相手のパドルが上がったら
次のショットを予測する方法①
次のショットを予測する方法①

下の図のような空間をイメージしてもらえれば、分かりやすいと思います。

そのために、テニスのような通常のパドルを胸の前あたりに置いたレディーポジションではなく、始めから低い姿勢で構えておくことが大事だ、という点も以前お伝えしました。

ミッドコートでの構え
リセットを攻略しよう
リセットを攻略しよう

極限まで反応時間を確保し、パドル動作を減らせば、ミスは劇的に減るという話でしたね。ここからは、より具体的に、どう構えるかを深堀りしたいと思います。

バレーボールのレシーブの動き

あなたかパートナーのボールがポップアップしました。キッチンにいる相手のパドルは上がっています。ボールは下向きに打ち込まれてきますね。

時間が許す限り半歩でも1歩でも、後ろに下がりましょう。反応時間を少しでも多く確保するためです。同時にパドルヘッドを下げます。

私はこれまで、ボレーの時と同じように、グリップと手首の角度を120度ぐらいで維持したまま下げていました。ですが、これだとフォアとバックの切り替えが、結構大きくパドル面を動かすことになります。

次の動画では、

両手でパドルを握り、グリップと手首の角度は180度近く真っすぐのまま地面へと向けられています。

腕がシャベルになって掘るようなスタイルです。

両足は大きく開き、腰も落ちています。

フォア、バックで切り替えて打つというよりボールの方向に合わせて両腕を突き出してブロックしているように見えます。

▶「ThatPickleballGuy」動画より

この姿、何かにそっくりと思いませんか? 

そうバレーボールのレシーブの姿勢ですね。

「相手チームのスパイクを拾うようにボールを持ち上げてください」

と動画内でも語られています。

ネットすれば終わりですが、ネットさえ越えれば次のチャンスが生まれます。ディフェンスに徹する姿を見せれば、相手もイライラしてミスするかもしれません。とにかく相手コートに返すことに専念しましょう。

適切なタイミングで適切な場所へ

次の動画では、適切なタイミングで適切なレディーポジションを取る、適切なタイミングで適切な場所に移動することを強調しています。

奇しくもコツを聞いているプレーヤーは元バレーボールのセッターだったそうです。

先ほどと同じくミッドコート、トランジションゾーンでのディフェンスのシーンです。

向かって左に立つ元ボレーボール選手はパドルヘッドを完全に下げています。ヘッドの先はコートの地面から、わずか10センチほどの位置です。

手首は内側にやや折り曲げられ、腕はかなり前方に突き出されています。

▶「Better Pickleball」動画より

テニスのローボレーのように、横向きに手首とパドルの角度を維持している右側の方とは、かなり姿勢が違います。

腕を突き出している分「遊び」

そしてこの姿勢から、相手から放たれたボールに対してフォア、バックと切り替えるそうです。

腕を前に突き出している分、想像より前方なら体を前傾姿勢にして、左右に幅があれば腕を動かします。

また胸あたり、深い位置に来れば、腕を引いて対処できます。

少ない時間で反応するためにも、空間に「遊び」があるという訳ですね。

もちろんそれ以上、上に来れば、アウトの可能性が高いですからウォッチしてください。

体に近いところを狙われることに重点を置いていますから、相手のスイング軌道やパドル面を見て、ボールの飛んでくるであろう位置を予測して、即座にそのゾーンに移動することが、いかに大事かということが分かります。

パドルをうまくボールの下に入れれば、あとはほぼ当てるだけ。

グリップも強く握らず、最小限のスイングに留めるそうです。

最後まで諦めず

動画の最後にはバレーボールの時にしていたレシーブの姿勢を再現してと頼まれます。そのままパドルを片手で持つと、最初のピックルボールのレディーポジションそのままになるという「オチ」も見せてくれます。

まさにバレーボールのレシーブをイメージすればいいという証拠ですね。

バレー経験がないもので、言い切って良いか少し不安でしたが、迷わず言います。

ピンチになったら、最後まで諦めず

「バレーのレシーバーになってください!」

あ~良かった。これで、ココロ晴れバレーです。

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ピックル坊や
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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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