戦術について

次のショットを予測する方法①

picklebouya

あなたはボールを打つ前、どこを見ていますか? ボールですか? それともパートナーの動きですか? 相手の動きですか? おそらく、すべて正解です。

ただし、ボールしか見ていないという方は、次のショットを予測する意味で、大きな損をしているかもしれません。今回は、そんなお話を2回に分けてさせていだきます。

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相手パドルに教えてもらう

次の動画を見てみてください。あなたはサーバー側です。

トランジションゾーンからキッチンラインへ移行する際、

相手に渡ったボールの軌道、落下点を見てから動くのではなく、

相手のパドルの動きから先に、どうするべきかのヒントをもらおう

という趣旨のことを教えてくれています。

▶「Better Pickleball」動画より

パドルが肩より上に上がるのが見えたら赤信号のサインです。

キッチンに進もうとせず、その場に留まってください。前に出ると、より相手のウィニングショットを簡単にしてしまいます。

逆にパドル先が下がったり、パドルの位置がネットより下になったら「GO」のサインです。

ローボレーかワンバウンドで処理する可能性大ですから、定石通り前に進みましょう。もちろん、こちら側から送ったボールが完全なポップアップだった場合の警戒は怠れませんが(自分が打っていれば分かるはずです)多くの場合、キッチン勝負になるでしょう。

ディンク勝負になった時は、相手の体の向きにも注目してください。

スピードアップの際は、ディンクと同じフォームから打つというのが基本ですが、軸足を後方に下げたり、体をターンしたりするプレーヤーもたくさんいます。そのわずかな信号を見逃さないようにすれば、少ない反応時間の手助けになります。

これらの例は非常に基本的なことですが、テニスやバトミントンなどのラケットスポーツ経験がない方には、初心者のうちは意識するのが大変かもしれません。

見ると言ってもジーッと見なくていいですよ、ボンヤリでいいのでボール、パートナーの動きも含めて、周辺視野内に入れてください。

読むヒントはたくさんある

その他、ヒントになりそうな注目点を書き出してみました。

見るべきポイントと くれるヒント
パドル面
上向きソフトショット ロブ スライス
下向き強打 ドライブ
ヘッドが下ドロップ
テイクバック
大きい強打 ハードドライブ
小さいドロップ ディンク
両手バックハードショット スピードアップ
体の傾き
前傾前へ来る 攻撃的
後傾後方のまま 守備的 ロブ
肩の入り具合 腰のローテーション具合
閉じ気味ストレート センターの場合も
開き気味クロス センターの場合も
目の動き
一箇所を見ている見ている方向
一瞬見る 露骨に見るフェイントの可能性大 視線と逆側
グリップ 力の入り具合
強いハードショット ドライブ
緩いソフトショット ディンク

私、大阪から情報発信中の「ピックル坊や」はテニス経験者です。テニスの場合は読みが外れても、なんとか逆の動きに切り替える時間はありましたが、ピックルボールでは、なかなかそうはいきません。反応時間が少ない分、キッチリ予測のヒントをもらうことはかなり大事だと痛感しています。

フェイントも意外に難しい

もう1つお伝えしておきたいことは、時間がなく、ボールのバウンドも少ない分、逆に相手を欺く行為も、大げさにはやりにくい面があるという点です。

そもそもテニスでは、自分からフェイントをかける方でした。ですが、パドル面を一旦振りかぶり、途中からドロップに切り替えるようなフェイントは、テークバックが小さく繊細なショットが多いピックルボールでは、テニスよりも、格段に難しいと感じています。

せいぜい一旦グリップや腕を力んでいるように見せて緩めるぐらいでしょうか。ただ一旦、肩を入れておいてクロスに打ったり、目の動きを逆にしたり、比較的瞬時にできるものは、テニス同様に、使っています。

相手がフェイントをかけて来るプレーヤーと分かれば、

見かけのヒントとは、逆の方向や、逆のショットである可能性が高いことを意識することも、覚えておいてください。

「逆の逆」のフェイントをするほど、相手にも時間的余裕はないということです。

今回は基本編、次回はもっと細かい部分に注目します。

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ピックル坊や
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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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