仰天!ラリー中に左右スイッチ

仰天!ラリー中に左右スイッチ

スタッキング崩壊を救う「仰天フォーメーションチェンジ」があった!
ピックルボールのダブルスにおいて、左利きは右サイドに立つ――これはもはや定石です。
センターにフォアを2枚並べることで、最もボールが集まるエリアを支配できるからです。
そのために使われるのが「スタッキング」。
ですが、試合ではそう簡単にいきません。相手は当然、それを阻止してきます。



スタッキングを阻止され
今回紹介するのは、そんな「崩された後」の話です。
次の動画を見てみて下さい。
リターン側がスタッキングを行おうとしています。
左利きのキッチンラインに立った前衛が「スイッチ」のハンドサインを出します。
リターン後にクロスへ走り、本来の理想配置へ戻す――よくある動きです。
しかし相手はサイドライン際へサーブ。リターナーを大きく外へ追い出します。
「ステイ! ステイ!」
前衛が判断を変え、スイッチは中止。
結果――右に右利き、左に左利き。
センターにバックハンドが並ぶ最悪の形になってしまいました。
▶「pickle_ball_elite」インスタグラムより
ディンク中にスイッチ
普通なら、このまま耐えるしかない。
ですが、このペアは違いました。
左利きの前衛はここで、私がかつて見たことのない「戦術」を使います。
何球か無理せずバックでミドル攻撃した後、サイドライン際に来たボールを、
左利きプレーヤーがフォアでゆっくりとダウンザラインへと返球します。
その一瞬のスローテンポを利用して、そのまま左右のプレーヤーが場所を入れ替えます。
これでセンターにフォアが2つ揃いました。
最後は左側に立った右利きプレーヤーのフォアが威力を発揮して、ポイントを見事に奪います。
そして右利きの選手は「こんなプレーやったことないよ!」と笑います。
ラリー中の仰天チェンジ!
何とも素晴らしい決断とコンビネーションです。
両方バックは大きな不利
私も左利きのプレーヤーとコンビを組んで練習することがあります。
こちらがキッチンラインに立ち、相手ペアがステイバックしていた場合を考えてみましょう。
ともにフォアをミドルに置いた形、左利きが右側、右利きが左側の場合は8~9割はポイントが奪えるものです。
ですが、その逆の右利きが右側、左利きが左側の場合は5~6割ほどしかポイントが奪えなくなるイメージがあります。
それほど有利な形と、不利な形には差があります。
通常、ポジションはポイント開始時にしか整えられません。それがスタッキングという発想です。
ですがこのプレーは違いました。
ラリー中に、配置を変えたという点で、非常に革命的なプレーだと思うのです。
リターンスタッキング阻止への対抗策
できるだけ遅く、相手に攻撃されないボールを送り、自分の前方にパートナーがスッと入った瞬間、自分も逆方向にスライドする。
そんな阿吽の呼吸でスイッチすることができるようになれば、実戦でも使える可能性は十分あります。
リターンスタッキングを阻止しようとしてくる相手への、
さらなる対抗措置として、覚えておいて損はない新時代のフォーメーションだと感じます。
確かにリスクはありますが、センターに2つのバックハンドで戦う弱さを考えれば、結構ありな戦い方だとは思いませんか?
あなたも機会があればぜひチャレンジしてみてください。
「アレレ? そんなの聞いてません」とばかり、コートががら空きにならないようにだけは、くれぐれもご注意ください。












