ボレーを考える②

ボレーを考える②

「ボレーを考える①」では、ボレーをコンパクトするコツとして、トッププロのタイソン・マクガフィン選手から「パドルを本のように開いて」「ボールにハイタッチする」というアドバイスをもらいました。

インパクトまでにパドルを動かしすぎることが、ミスの原因の大半でしょうが、今回はそれ以外にもボレーミスを減らす方法はないか、考えてみました。
意識する3点
▶「Enhance Pickleball」動画より
足を使う
キッチンラインに対して正面に立ち、これをなるべく維持しましょう。バックの遠いボールに対してのみクロスオーバーのみ可。細かく動かしますが、余計なステップは踏まないようにします。体のバランスが崩れる一因になります。
頭を動かし過ぎない
常に正面を向き、首全体を動かすような動きはしないように心がけます。最小限に動かすだけにとどめないと、反応時間が奪われることになります。頭の中に大きな棒を1本通したイメージを持ち、体の軸をなるべく動かさないように意識することでショットの安定感も増します。これはテニスと同じ感覚です。複数のボレー攻撃に反応できるようにしたいですね。
常に準備姿勢に戻る
パドル先端を11時の方向に向けて構える基本姿勢から、1度ボレーした後、パドルを落としてしまうケースがあります。素早くスムーズに必ず元の準備姿勢に戻ることが大事です。安易に後ろに下がらず、正しいポジションをキープすることも同様に大事です。フォアバックでグリップチェンジしなくて済む、コンチネンタルグリップがおすすめです。
ドロップボレーを混ぜる
上記3点は連続してボレーを成功させることにつながります。それでもハードドライブを打ってくる「バンカー」に対して、何度もボレーするのは大変ですよね。そこで有効なオプションの一つが、ドロップボレーです。
パンチボレーやスイングボレーをするフリをしてキッチン手前にポトリと落とすショットです。うまく決まれば、フルスイングで打ち抜くことを想定していた相手は、固まったように動けなくなります。
▶「High Five Pickleball」動画より
動画では、グリップを握った下3本の指を離し、軽く握るよう推奨しています。
スイングは必要ないと言っていますが、私「ピックル坊や」はどうもうまくいきません。長年のテニスのクセでラケット(パドル)のヘッド先端をイッキに落としてしまう動きをしてしまっているようなのです。
インパクト前の「振りすぎ」同様、インパクト後の「動かしすぎ」というヤツですね。
水風船をイメージ
これを解消するには、どうしたら良いのでしょう。前回のタイソン・マクガフィン選手の金言同様、アリス・ティムさんの素敵な表現を見つけました。
ティムさんは4大大会すべてに出場した元テニスプレーヤーで、ピックルボールのシニア大会で好成績を収めている82歳のベテランプレーヤーです。
▶「Pickleball Channel」動画より
「子どものころ、水風船で遊んだ時を思い出してください」
「キャッチするとき、吸収する柔らかい手が必要でした」
「ピックルボールでも同じです」
大学で教壇にも立っている先生らしい、実にわかりやすい表現です。

叩くのではなく吸収
水風船を割って自分がビショビショになってしまわないように、叩くのではなく、ボールのエネルギーを、きっちり吸収するようにというアドバイスですね。
バックハンドのディンクは「濡れた雑巾をパドルフェイスに載せるようにして打つ」という表現も聞いたことがありましたが、「水風船」とは新たな「発見」がありました。
私もスクールで、相手のボールを一度パドルの上でバウンドさせた後、ボレーする練習をしたら、だいぶタッチの感覚がよくなりました。これも、ボールの勢いを吸収する感覚を覚える効果があったのでしょう。
本、ハイタッチ、ときどき水風船。
皆さんもぜひ、このイメージでキッチンに立ってみるのはいかがでしょうか?
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