スキニーシングルス

picklebouya

前回基本的なドリルをご紹介しましたが、今回はスキニーシングルス(Skinny Singles)という練習法をご紹介します。

シングルスという名が付いていますが、ダブルス用の練習です。

練習相手が2人しか集まらなくてもゲーム性高くダブルスの練習ができるというものです。

スキニー(Skinny)とは直訳すると「痩せ細った」という意味ですが「余分なものを削った」という解釈で良いかと思います。

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偶数は右から奇数は左からサーブ

ピックルボールのカウント方法の際に学びました。ピックルボールのシングルスでは、自分のスコアが偶数(0を含む)の場合は右サイドから、奇数の場合は左サイドからサーブを行うという原則を思い出してください。

この自分のスコアによってサイドが変わる原則を、サーブ側だけでなく、リターン側にも当てはめて考えます。

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0対0の場合は当然、偶数なのでサーブ側は右サイドからスタート。

それを対角線で受けるリターン側も右サイドになります。このクロス以外、図の斜線部分に打つとアウトです。

コートを対角線に割った2分の1でプレーします。

逆になった場合はストレートリターン

サーブ側がポイントをあげて1対0の場合。

「1」は奇数なのでサーブ側は左サイドから。

「0」のリターン側は本来は偶数です。

リターンは右サイドでプレーですが、この場合は

サーブ側の打つ方向が優先されます。

よって、サーブは左側。これに伴ってレシーブ側は左側に一旦立ちます。

こうした偶数奇数の原則から外れた場合、リターン側は必ずストレート、ダウンザライン側に返すという約束事を決めます。

そして今度は縦の直線でコートを半分に割ったところでプレーします。

これによりスコア状況によってクロス、逆クロス、右側ストレート、左側ストレートの

すべてのコースでゲームを争うことができるという訳です。

次の動画は、サーブ側のカウントを優先して方向を決め、リターン側が原則を外れた場合はストレートに返球するという、私がした説明通りの方式でプレーしています。スコアの進み方とプレー場所を確認してみてください。

▶「ThatPickleballGuy」動画より

例えばサーバーから見て4対3の場合。「4」のサーブ側は偶数なので右サイドから打ちます。「3」のレシーブ側は原則通りなら奇数ですが、一旦は偶数の右サイドに立ち、ストレートにレシーブを返します。そして図のコートの下半分でプレーします。なんとなくお分かりいただけたでしょうか?

ストレートサーブのルールも

サーブ側から見てスコアが1ー0の場合に戻ります。このドリルができた当初、おそらく4~5年前ののルールでは、リターン側は原則通り右側に立っていました。

下の図のようにサーバーが左側、リターナーが右側に立ち、直線的なサイドでプレーしていました。ですが、サーブをストレートに打つことが実戦ではありません。

よって先の図で示したサーバーはクロスに打って、リターンはストレートに返球するという形が生まれました。

もちろん、分かりにくければ、シンプルにストレートサーブの旧バージョンを採用してもらっても構いません。

次の動画では従来の「スキニーシングルス」のルールに則って説明しています。

▶「PlayPickleball.com」動画より

他にも色々な独自ルールで

あくまでドリルですので、自由にルールを設定していただいて構いません。

少々ややこしいのも、現実的でないストレートサーブを打つのも嫌という方は、サーブ側を固定して11ポイントになるまで戦うセットと、すべてリターンで11ポイントになるまで戦うセットを、分けて行うこともできます。

サードショットは、すべてドロップと縛ってプレーすることもできます。キッチン付近はセンターラインが分かりにくいですから、多少アウトのボールは続けるというルールの方が、より実戦的な練習になるかもしれませんね。

とにかく2人でダブルスで必ず使う色々なパターンを、ゲーム形式で行えるのが、ドリルの最大の魅力です。

クロスとストレートのリターン、クロスディンク、ストレートディンク、接近戦のボレーとすべての要素が詰まっています。

1コートに4人が揃わなかった時は、ぜひ試してみてください。

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ピックル坊や
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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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