初心者の苦手とその克服法②

初心者の苦手とその克服法②

初心者が特に苦手意識を持ちやすい、代表的なショットを5つ選び、ピックルボールの競技特性をご紹介しながら、その克服法を解説するシリーズの第2弾です。
前回までのボレー、チャンスボールに続いて、今回はサードショットドロップ、ドライブ、ディンクの残り3つをお伝えします。

陥りがちなミス③:サードドロップ
ピックルボール初心者の方は、サーブ時に、相手からリターンが返ってきたら、次の3打目で「サードショットドロップ」を使うように教えられることが多いでしょう。
「相手の足元を狙いましょう!」
「そのまま前へ進みましょう!」
そう付け加えられるのが大半でしょうが、これがまあ実に大変です。

ネットを越えない
言われたように相手の足元を狙うと、思うようにネットを越えない。
パートナーに何のプレーもさせることができず、微妙な空気が流れて恐縮してしまう。

相手に簡単に攻撃される
今度は、せめてネットを越えようとすると、
思い切り浮いてパートナーが狙われる。
これまた恐縮。
あるいは自分が前に出ようとする足元に、厳しいボールを打ち込まれる。
こんなプレーが続くと、一体何のためにわざわざ緩くボールを打つのか分からなくなってしまいますよね。

☑ここをチェック
サードショットドロップが、なかなかうまく行かないという方は、次の点をチェックしてみましょう。
- どんなボールでも3打目で沈めようとしすぎていないか?
- 距離の長いクロスではなく、短いサイドライン側ばかりを狙っていないか?
- ボールの軌道の頂点が自分のコート側にあるか?
- ドライブの方が確率が高い自分なりの状況を理解しているか?
実はサードショットドロップは
「プロでも最も難しい」ショットであると言われています。

そして相手のリターンがどんな位置であってもドロップを打つという訳ではありません。
3打目で打つことを「強制」されている訳ではなくて、5打目で打っても別に構わないのです。
むしろ3打目の1ショットで前に進むことは、
最も効率的ではありますが、その分、最も難しいと考えるべきです。
ポジション的な配置を考えると、リターンを打つ方が最初に2人ともがネットに着くことになります。圧倒的にリターンは優位です。
この状況を打破するために、相手に攻撃されない状況を作るため、自分たちもネット前へと進む。そしてキッチンライン付近に4人が居並び、再び五分とした状況でプレーを争う。
これこそがピックルボールです。
相手のリターンが深い場合、距離が長い位置から相手の足元に打つのは非常に難しいです。一般的にはサードショットはドライブにして、相手のボールが浅くさせてから5打目のショットをドロップする戦法がよく用いられます。

どうしても試合の序盤、サーフェスや相手リターンに対するタッチが合わず、ボールが浮いてしまう。そんなことは、中上級者でもよくあることです。
上手く行かない時間帯は、パドルヘッドを下げて持ち上げる意識でボールスピードを極力落としたプッシュディンクを打つ。あるいは積極的にドライブを打つなどの工夫をしてみましょう。

陥りがちなミス④:ドライブ
ドライブを積極的に打って行く、と思っても、ミス頻発…。これもラケット競技経験者でないと、よく初心者の方には、ある光景です。
ここにもピックルボール特有のコートの狭さ、プラスチックの穴開きボールの特性が、大きく関係していると思います。
振りすぎてミス
テイクバックが大きく、フルスイング。テニスのパッシングショットの要領で、ダウンザラインを狙いますが、サイドアウト。もしくは相手正面を狙ってバックアウト。
コートが狭く、あまりスピードの出ないボール。ダブルスでサイドやセンターをキレイに抜けることはほとんどありません。

そこを理解し、フルパワーで打つボールはキチンと選ばなければなりません。
まず優先すべきは一貫性。
そして次に相手のボールを浅くし、自分が前に進むことです。
ベースラインから1~2mコート内側に入った状況で、相手コート内に威力あるドライブを収めるのは、バウンドが高くなければ難しくなり、ドロップを打って前に進んだ方がよいケースが多々あります。

ボールに思うような威力が出ない
また逆にスイングスピードが上がらず、ボールに勢いがなく、浮いてしまうプレーヤーもよく見かけます。
ますます力が入り、テイクバックが大きくなり、スイートスポットを外すショットが増えます。自分のショットを打つことに必死で、フォロースルーも大きく、次への反応が遅れてしまう…。そんな悪循環に陥ります。
☑ここをチェック
ドライブのミスが増えたら、落ち着いて以下の点を確認して見ましょう。
- 無理に1本のショットで決めようとしていないか?
- テイクバックが大きくなっていないか?
- 攻撃できるバウンドの高さ、そうでない高さを判断できているか?
- 6~7割の力加減で一貫性の高いスイングができているか?
- コートサイズや相手に打たす場所をよく考えられているか?
相手との距離は短く、ボールはすぐに返球されてきます。次への準備は欠かせません。自分のポジション取りも考えて、ドライブの威力、コースを決め、相手のバック、低い位置などの弱点をしっかりと突いていきましょう。

どうしてもボールに勢いが出ないという方は、パドルヘッドが常に地面を向いてしまっている方が多いように思います。パドルを横に使って、グリップエンドが先に相手に向くようにして、「ビュン」と風を切る音がするようなスイングを心掛けてみてはいかがでしょうか。

陥りがちなミス⑤:ディンク
ようやくキッチンラインへと進み、4人のディンク合戦に持ち込みました。ですが、すぐに自分が最初にミスしてしまう。これも「初心者あるある」ですよね。
簡単そうに見えるショットなのに、どうしてなのでしょう。
これもあまり弾まないボール、微妙に攻撃できないように計算されている
キッチンラインとネットとの距離が、関係しています。
慌てて すぐミスしてしまう
相手との距離は短く、息遣いまで聞こえてきます。プレッシャーを感じるのは当然です。ボールを見るよりも、気になること、考えることはたくさんあります。相手がどこに打ってくるのか。回転はどうか。ボレーするのかワンバウンドさせるのか。パートナーと自分のどちらが打つのか。
結果、上手くパドルにボールが当たらずミスしてしまいます。
どこに打ったらいいか分からない
相手ボールへの「判断」が無事済んだとして、次に自分がどうするかの「判断」が迫られます。どこに打とうか。どんな回転で打とうか。
相手は簡単にミスしないとなると、結局、どうすればよいか分からず、
考えがまとまらないまま打って、ネットにかけてしまいます。
あるいは無謀にもスピードアップして、簡単に相手にカウンターを決められてしまう。
そんな「我慢」ができない状況にも陥りますよね。

相手の膝下で打たせれば、簡単には攻撃できないようになっている、キッチンラインの幅。ついついそれを忘れて焦ってしまいます。
迷いを消すために、事前にキチンと自分の打つコースを決めて、狙った場所に正確に落とします。
特に相手のバックが効果的です。
テイクバックを小さくして、相手の予測を外し、
バランスを崩させることを、考えるのが良いでしょう。

☑ここをチェック
ディンクで頭を悩ませる状況になったら、以下を再確認してみてください。
- 相手に攻撃されないバウンドの低いボールを打てているか?
- 相手バックなど弱点を狙えているか?
- キチンと体に近い位置でボールをとらえられているか?
- フットワークを使えているか?
ディンクで大事なのは体の位置取り。
手先の動きをなるべく減らし、
常に同じ場所でボールをとらえられるようフットワークを使って下さい。
手の繊細さより足の繊細さを意識しましょう。
スピードや回転も大事ですが、キチンと自分の狙っている場所にコントロールすることを優先します。もし思い通りの場所に行かなかった場合は、次に相手からの攻撃が来る「サイン」にもなります。
陥るミスの共通項
ここまでまとめてきて、お気づきになった方もおられるでしょう。実は初心者が苦手なショット、ミスする原因には「共通点」があります。
それは、どれも強く打ちすぎない、無理に打たない、といった要素です。
6~7割がソフトタッチショットと言われる、この競技。
「攻めすぎない勇気」を身につければ、ピックルボールはイッキに上達します。
この点を理解すれば、すぐにあなたも中級者の仲間入り。
頭を駆使した「戦術」の世界にドップリとハマれますよ(笑)。
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