5thショットドロップ

picklebouya

「サードショットドロップ」はプロでも難しいショットと言われます。

ですがここで考えてみて下さい。3番目のショットって、必ずドロップしなければならないのでしたっけ?

違いますよね。ワンバウンドさせて打つことこそ「ツーバウンドルール」が決まっていますが、別に激しく打っていっても構いません。

今回は「サードドライブ」→「フィフスドロップ」で、苦手な「サードドロップ」を回避する方法もありますよ、というお話です。

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まずは3打目ドライブ

次の「Selkirk TV」の動画は、次のような問いかけから始まります。

「ドライブとはポイントを獲得するためにボールを打つという意味ではありません。ネットを越える低いボールを打つことを選択するということです。これは進歩の始まりです」。

そして3番目のショットで一旦ドライブを打った後、

次に返球されてきた5番目のショットでドロップして、

キッチンラインへと進む戦術を推奨しています。

図で見てみましょう。

あなたはサーバー側のAです。

Cからのリターンはベースラインぎりぎりの深い位置に返球されました。

サードショットドロップで相手キッチンに正確に落とすのがどうも難しそうだと思ったら、ドライブを放ちます。

そして相手からの4球目をやや浅くさせて、そのボールを使った5球目で相手足元沈めて前に進むということです。

プロでも増加傾向の戦術

動画の中で、リンダ・トンプソンコーチは、指導中にサードショットドロップを苦手にしているプレーヤーに幾度となく遭遇してきた体験を口にしながら

「ほとんどのプレーヤーにとって、サードショットドロップを狙うよりも成功率の高いショットです」

「大多数のプレーヤーにとって良い選択肢になるでしょう」

と語ります。

パドルの開発競争により、サーブ&リターンが強力になったことで

トッププロの試合でも、従来より非常に増えてきた戦い方です。

PPAのあるトーナメントでは「3 ショットドライブ、5 ショットドロップ」のコンボは、

全体平均66%を占めたというデータもあります。

相手のリターンが浮いてきて甘い場合にだけドライブを打つと思っている方もいるかもしれませんが、難しい体勢で繊細なドロップを打つことに比べれば、ドライブの方がはるかに簡単です。

長い距離を残した状態から、精度の低いドロップで無理やりキッチンラインに進んだとしても、その後に厳しい戦いが待っています。ましてボールが浮いてしまっていては、あなた自身が標的にされるだけです。

たとえ3球目ではなくても、それが5、7、9球目であろうと、

キチンと攻撃されない正しいボールでネット前にポジション取りした方が、得策に決まっています。

コンビネーションも大切

次の「Selkirk TV」の動画では、プロのサードショットドライブ→フィフスショットドロップの好例が2シーン見られます。

キッチリとドライブで相手の胸元を突き、リターンより弱い浅いボールにしてキッチンラインへと進んでいきます。

パートナーとのコンビネーションが合っていて、同時に前に詰め寄っているところにも注目して下さい。

パターン練習→実戦

次の「sheaunderwood_」インスタグラム動画では、次のような練習法が示されています。

パートナーと3球目はドライブ、5球目はドロップとあらかじめ取り決めして、互いのテクニックを磨くドリルです。

まずはこのパターン練習でリズムをつかんでから、実際の練習形式で、ドライブするかドロップするかを判断していくのが良いでしょう。

強めのドライブで相手の意表を突いて、差し込ませ、浅いボールを引き出すのがポイントです。

ドロップの精度がイマイチと感じたら

「四の五の言わずに5打目で勝負」

これ覚えておけば、かなり役立つ戦法です。

もちろん、ドライブ後のボールをドロップするのは、簡単ではありません。

ですが5thドロップをミスった時、私は「3球目でミスするよりはよっぽどマシ」と、必死に自分を励まし慰めています。(笑)

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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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