2026年気をつけるべき新ルール

2026年気をつけるべき新ルール

2025年も終わろうとしています。毎年1月1日から更新される、2026年のUSA Pickleball公式ルールは、競技の根幹を大きく変えるような改訂はありませんでした。
日本でのルールの元となっているだけに、毎年、注目されています。今回も我々一般プレーヤーも気をつけた方がよい、改訂がありました。特に注意するべき2点に絞ってお伝えしたいと思います。
グレー部分を明確化
今回の新ルールの印象としては、
これまで「グレー」「人によって解釈が違った」部分を
より明確にするものが多かったと感じます。
特に重要になりそうなが次の2点です。
- サーブは「腰より下」で打つことがより明確化された
- アウトコールは素早く行なうことが明文化された
一見すると地味ですが、実戦でトラブルになりやすいポイントを、より判断しやすくしやすくなった。
逆に言えば、グレーラインは認められない可能性が高まったということです。
サーブは「明確に」腰より下
まず、注意するべきは、ノーバウンドで打つボレーサーブに関して、です。
(ワンバウンド以上させて打つドロップサーブでは適用されませんのでご注意下さい)
Rule 7.C.3 — Ball Heightという項目が、
「The ball must clearly be no higher than the server’s waist when the paddle contacts the ball.」
(サーブでパドルがボールに当たった時、明確にサーバーの腰より上ではないこと)
となりました。
以前は「Contact with the ball must not be made above the waist」という文言でしたが、
より「明確に」(clearly)を付けて、表現されるようになったのです。
次の「Enhance Pickleball」動画では「明らかではない、判断しづらいサーブに関しても、審判がフォルトと判定できるようになりました」と解説されています。
ギリギリはフォルトの可能性大
もちろん、大前提として、ルールとしては新しいものではありません。
サーブはアンダーハンドで、ボールのインパクトは腰より下など、というルールは、当然、2025年以前から存在してました。詳細は以下をご覧ください。

しかし、近年、特に上級者やプロの間で、姿勢を深く沈めて実際にはかなり水平に近い高い位置で打つサーブが増えていました。
微妙に腰より下に見せるグレーなテクニック? が横行していたのです。
横から厳密に見ないと、分からない、動画でコマ送りにしないと判断できない。
そうしたギリギリを攻めるサーブが判定ドラブルの原因となっていたのです。
- 誰が見ても腰より下と分かるように打つべき
- 「分からないほどギリギリ」はフォルトと見なすことができる
という運用が、より強く意識されることになります。
審判付きの大会はもちろん、セルフジャッジの試合でも、「明確にOK」でないと、相手から指摘されてしまう可能性が高くなります。
大事なポイントでついつい打点が高くならないよう、普段の練習から意識しておかないといけませんね。
アウトコールのタイミングが明文化
アウトコールについても、次の点が明確になりました。
Rule 8.F.3 — Out Call Timingという項目で
Out calls must be promptly signaled.
(アウトの宣言は遅滞なく行わなければならない)ここにタイミングの条件が追記され
- 返球した場合→アウトコールは相手が次のショットを打つ前、またはボールデッドになる前に行なう必要がある
- 返球しなかった場合→アウトコールはボールデッドになる前でなくても、遅延なく行われた場合、認められる
となりました。
promptly(速やかに)というタイミングがいつなのか? 曖昧にも解釈できる言葉に、キッチリと、具体的な局面が整理された形です。

フェアプレーを守るため
想定されるシナリオとして、以下のようなモノも挙げられています。
マッチポイントで完全にインのボールを返球できなかった。だが審判はプレーヤーの背後で確認できなかった。ボールを相手に返しながら、プレーヤーたちが何やら相談を始める。そして相手が打つ直前、あのボールはアウトだったと言い出した。
この場合、「速やかに」コールしていないのでアウトコールは認められない、となります。
深いサーブがベースラインより奥、アウトの位置に落ち、すぐにリターナーのシューズに当たった。プレーヤーはすぐにフォルトをコールしていたが、やむなくボールデッドと同時のタイミングになった。
この場合、「速やかに」コールしているので、アウト宣告は受理される、となります。
ピックルボールはセルフジャッジが前提です。フェアプレーを守り、ラリーの流れを止めないよう、よりコールのタイミングが重要視される改訂と言えます。
我々もできるだけ早く分かりやすくアウトコールをする意識、競技姿勢が求められます。
誰が見ても納得できるプレーを
2026年ルールの流れを一言でまとめれば、分かりにくいプレーではなく、
「誰が見ても分かるプレー」を求められているということでしょう。
ボレーサーブは「誰が見ても腰より下」。
アウトコールは「その場ですぐ」。
どちらもこれまで問題になりやすかった部分が明確に整理されました。
大事なのは「今まで以上のクリーンさ」です。
ルールを正しく理解して、余計なトラブルを避け、プレーそのものに集中できるようにしたいですね。











