「ザ・カイル」を決めよう

「ザ・カイル」を決めよう

「ザ・カイル」(The Kyle)や「カイル・イェーツ・ショット」(Kyle Yates Shot)などと呼ばれるショットをご存知ですか?
以前、トリックショットの1つとして紹介したこともある、フェイクディンクです。

ディンク合戦中、バックでクロスに打つと見せかけて、突如フォアに変更。ダウンザライン方向にスピードアップするというもの。
元ピックルボール王者で、2024年に殿堂入りもしている、カイル・イェーツ(Kyle Yates=30歳=アメリカ)のテクニックに由来して、命名されました。(実際には発案者はイェーツではないという説もありますが)
動画はジャック・ソック選手が決めるシーンです。こんなショット、1度は成功させてみたいですよね! 今回はこの猜疑テクニックを学びたいと思います。
▶「The Kitchen Pickleball」YouTubeより
バックのディンクと同じフォーム
基本的なショット習得も大事ですが、アーニーやATPを始めとして、相手を驚かせるようなショットを打つのも、ピックルボールの一つの醍醐味です。
次の「tanner.pickleball」の動画では1番目に
「相手を完全に不意打ちするショット」として紹介されています。
▶「tanner.pickleball」YouTubeより
最も大事なことは、打つギリギリまで、このショットだと、相手に悟られないことです。
体の動きやパドルフェイスの位置をバックのディンクとまったく同じにする必要があります。
バックを打ってくると、相手に思わせることが、成功への絶対的なカギとなります。
右利きの場合、「体の左側でフォアを打つだけ」という非常にシンプルな考え方です。
以下、様々な動画で取り上げられ、中上級者でも練習さえすれば、使えるようになると解説されています。
▶「Shea Underwood – Pickleball」YouTubeより
▶「Enhance Pickleball」YouTubeより
▶「Ed Ju」YouTubeより
▶「Asia Pickleball TV」YouTubeより
▶「scottfliegelmanpickleball」インスタグラムより
グリップはバックと同じに
「The Kyle」を成功させるには、ショットの初期段階で、通常のバックハンドディンクと思わせなければなりません。
そのため、バックハンドでもフォアハンドでも使える万能なグリップ、コンチネンタルグリップが推奨されます。
打ちやすさを優先しても良いですが、
普段のバックと同じ握りが一番相手に気づかれず、最良と言えるでしょう。
フェイント→ヘッドダウン
相手のボールに合わせて、1度バックでディンクするように膝を深く曲げ、パドルをバック側にセットします。この動作が相手を騙すフェイントになります。
その構えをなるべくキープ。ボールがバウンドした直後、
パドルをイッキにヘッドダウンさせます。
これがフォアに突如、切り替える合図。必ず覚えなければならない動作です。
きちんとヘッドが地面を指すようになると、イッキに成功率が上がります。

最初は難しいリストワークに感じますが、練習すれば徐々にスムーズに移行できるようになるはずです。
滑らかにチェンジできるようになれば、ギリギリまでボールを引き付けて打つことができます。
ゆっくり打ってくると思っている相手の予想を、より覆すことができます。
フォアでプッシュ
よりバックでクロスを打つように見せかけるため、目線を、そちら側に送ります。
できればノールックのまま、インパクトへと移行していきましょう。
右利きの場合、普段は右足の前で打つフォアを、左足の前で打ちます。
前方にプッシュ気味に打ち出し、スピードアップさせます。
パドルの向きによってミドルセンターやダウンザラインのコースを打ち分けます。
バックより打点をやや前にして、サイドスピンのかかったトップスピン気味に打ち出す方法が、1つ。手首と下半身で持ち上げます。フォームとタイミングに差が出やすいですが、ボールのスピードを上げやすくなります。
もう1つは、ややスライス気味にボールを打ち上げる方法。バックと打点がほぼ同じになり、ヘッドダウンもギリギリまで遅らせることができて、最後までコースを読ませにくくできます。
後者は、あまりスピードが出ず、返球されるかもしれませんが、ミスも少なく、次のショットで決めきれる可能性が高くなります。
ここぞの場面で
コツとしては、あまりスピードのあるショットを打とうとせず、
相手を騙すことに集中した方が良いように思います。
キレイに抜き去るというよりも、相手をまずは驚かせ、打点を遅らせ、次のショットで決めるイメージです。
頻繁に使えば、必ず相手に読まれてしまいます。
我慢のバックハンドディンクを続け、
ここぞの場面で使えば、相手を欺く、非常に効果的なショットになるはずです。
試合には勝ちたいけれど、ロマンあふれるショットも打ってみたい!
そんな思いを体現する、代表的なフェイクショットです。
まずは「遊び心」で練習。
最終的には大事な所で決められるまで、私も、しっかりテクニックを磨きたいと思っています。











