パドル形状による違いを知る

パドル形状による違いを知る

ピックルボールのパドルを選ぶ時、重量、厚み、バランスなど、考えるべき要素は多岐にわたします。
その中でも、意外に理解されにくいのが「形状の違い」です。
ロングと呼ばれる縦長のタイプは、リーチとパワーに優れるのは何となくイメージしやすいかもしれません。
しかし「幅広」「ワイド」タイプが「コントロール性に優れる」と言われるのは、なぜなのでしょう?
そのカギとなるのが、「ツイストウェイト」(Twist Weight)という概念です。
今回は、ロング、幅広、標準、それぞれの特長とデメリットを「ツイストウェイト」を中心に整理して解説します。
縦横合わせて24インチまで
意外と知られていませんが、パドルには明確な規定があります。
- 長さ+幅の合計は 24インチ以内
- パドルの長さは最大 17インチまで
この制限のため、メーカーが採用できる形状は大きく分けて次の3つに収束します。
- 標準タイプ
- ロングタイプ(縦長)
- 幅広タイプ(ワイド)

どの形状のパドルを選べばいいか、迷わないようにするため、それぞれの特長と注意点を見ていきましょう。
ロングのメリットは?
①リーチの長さ
ロングの形状は長い分、リーチを広げてくれるという大きな利点があります。
遠くのボールにまで届きやすく、相手のパッシングショットをブロックできる可能性が高まります。
②スイングスピード増
また長さによってテコの原理が強く働きます。
ヘッドとグリップの距離が長い分、
スイングスピードが上がりやすくなります。
その点からパワーを生み出しやすく、ドライブを好むパワーヒッターに適している、と言われるのです。
③グリップ部分長い
またグリップのハンドル部分が長く確保されることから、手の大きいプレーヤーや両手バックが主なプレーヤーによく好まれます。
ロングのデメリットは?
逆にデメリットを考えてみましょう。
- 幅狭な分、スイートスポットが小さい
- フェイス上部に重みを感じやすく操作性が難しくなる
ただし、テニス経験者、ミスヒットが少ないプレーヤー、スイングスピードが速い人
は、これらのデメリットの影響を受けにくいため、ロングを勧められる傾向が強いです。
幅広のメリットを知る前に
次に、幅広パドルの利点を見ていくのですが、それを理解するうえで、欠かせない知識が「ツイストウェイト(Twist Weight)」です。
ツイストウェイトとは、
ボールインパクト時にパドルが「ねじれに対してどれだけ抵抗できるか」を示す指標です。
パドルの重心位置やフェイス形状によって変化し、プレーの安定性に直結します。
数値としては「5.0〜8.0」の範囲にあるのが一般的で
コントロール性重視のプレーヤーは「6.5~8.0」のパドルが目安とされます。
☑ツイストウェイトが低いパドル
- 打球時にパドルがねじれやすく、力が逃げてしまうことがある
- ミスヒットやコントロールのブレにつながる
☑ツイストウェイトが高いパドル
- 打球時にパドルが安定し、力が逃げにくい
- コントロール性が向上し、安定したショットを打ちやすくなる
次の「Selkirk Sport」の動画では、ツイストウェイトが高いパドルを使用していると、
「センターを外したとしても、許容幅が広い」と説明しています。
▶「Selkirk Sport」YouTubeより
幅広のメリットは?
①スイートスポットが広い
左右の幅が広いため、パドル全体がねじれにくい構造になり、自ずとツイストウェイトは高くなります。
結果として、スイートスポットが広く、オフセンターしてもある程度返球が可能です。
初心者〜中級者の「当たり負け」や「ブレ」を軽減し、安定したラリーをしやすくなります。
②コントロール性が高い
またディフェンスショットや、リセットでも、フェイスの大きさ、ツイストウェイトの安定性が大きく寄与します。
これにより
コントロール性は高くなります。
ソフトタッチを重視する、コントロール型プレーヤーに向いています。
③操作性が高い
パドルが短い分、特にキッチンでの操作性が増します。
カウンターショットなど、ハンドバトルをする際にも大きな威力を発揮します。
幅広のデメリットは?
以上のような点から、幅広パドルを使用するメリットは大きいですが、
- パワーはロングより控えめ
- リーチが短い
というマイナス面もあります。
出力面の問題は、最近のパドル内部構造の進化により改善は進んでいるが、傾向としては残ります。シングルスを戦う場合は、リーチの短さが不利になるかもしれません。
| ロングと幅広の違い | ||
| ロング | 幅広 | |
| リーチ | ◎ | △ |
| 操作性 | ○ | ◎ |
| パワー | ◎ | ○ |
| スイートスポット | ○ | ◎ |
| コントロール性 | ○ | ◎ |
| タイプ | パワー重視 | コントロール重視 |
標準タイプは? 厚みは?
標準タイプは、ロングと幅広の中間に位置する、「オールラウンダー向け」ということになります。
さらに以前、ご説明した厚みとの組み合わせでパドルの選択肢は大きく増えます。

- ロング × 薄い → パワー寄り
- ロング × 厚い → パワー+やや安定
- 幅広 × 厚い → 最大レベルのコントロール性
など、「形状 × 厚み」でパドルの特性は少しずつ変化します。
プレースタイルとの相性次第
テニス経験者=ロング
という固定観念はありますが、決して絶対ではありません。
- 操作性がほしい
- ミスヒットを減らしたい
- ダブルス中心でキッチン戦が多い
そんなプレーヤーは 幅広パドルの恩恵を強く受けます。
逆に
- パワーで押したい
- リーチを活かしたい
- シングルス中心
そんな人はロングを選ぶべきでしょう。
結局のところ、どちらが優れているかではなく、自分のプレーとの相性で選ぶのが正解です。
「どんな形状が自分の強みを最大化してくれるか」という視点で選ぶことをおすすめします。
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