パデルとピックルボールとの違い

picklebouya

近年、日本でも少しずつ名前を聞くようになってきた「パデル(Padel)」。まだ馴染みがない方も多いかも知れないスポーツですが、実は世界で急成長しているラケットスポーツの1つです。

同じく注目を集めている、ピックルボールとも比較される場面も増えてきました。

今回は、そもそもパデルとは何か? ピックルボールとの主な違い、パデル経験者がピックルボールに転向するとどんな利点があるのか、などを解説します。

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パデルとはどんなスポーツ

パデルは、テニス、スカッシュの「いいとこ取り」をしたスポーツです。

この点でもテニス、卓球、バドミントンの「いいとこ取り」と言われるピックルボールと似ていますね。

ガラスと金網で囲われたコートでプレーし、「壁を使える」のが最大の特徴です。

ピックルボールより少し長いラケットで、テニスボールより少し空気圧の低いボールを打ち合います。

スペイン、アルゼンチンを中心に爆発的な人気があり、世界の競技人口は3000万人以上とも言われています。

とりわけスペインではテニスの競技人口を大きく越えています。

アメリカを中心に発展中のピックルボールと比べると、世界的視野で見ると少し「メジャーなスポーツ」と言えるかもしれません。

日本パデル協会(JPA)公式ページによれば、2013年に初めて埼玉県所沢市にパデルコートが開設され、競技人口は35,000人、選手登録者数は1,000人ほど。名誉会長は、あの「キャプテン翼」の著者で有名な漫画家・高橋陽一先生です。

  • コートはテニスの約1/3の広さ(20m × 10m)
  • 四方を「ガラス壁」と金網で囲まれている
  • 壁に当たったボールもインプレー
  • ほぼ100% ダブルスでプレー
  • ラケットは丸く、ストリングなし
  • ボールはテニスボールに似ている

壁を使って攻撃 →守備 → 再攻撃、と

誰でもラリーが長く続きやすいという点が魅力です。

パデルVSピックルボール

非常に似ているように思えるスポーツですが、コートサイズ、用具などは、ほぼ別物です。

パデルピックルボール
コート壁あり20m×10m壁なし13.4m×6.1m
特徴壁を使う ラリーが長い展開が速い
風の影響囲いあり受けにくい非常に受けやすい
パデルピックルボール
呼び名ラケットパドル
大きさ長め(45cm前後)コンパクト(40cm前後)
重心先端寄り(しなる)中央寄り(反発速い)
打球感柔らかいパンと弾く
ボールテニスに近いプラスチック製穴開き
パデルピックルボール
得点源壁+ロブ+ポジションキッチンでの戦い
展開じっくり立て直し可能超速く判断がシビア
主な戦術ロブ アングル 壁利用スピードアップ ドロップ

ピックルボールには特有のノンボレーゾーン(キッチン)がありますが、当然ながらパデルには存在しません。

パデル経験者→ピックルボールなら?

パデル経験のある方がピックルボールをプレーした場合、優位なスキルを多く持っています。

パデルはネットでの高速展開が多く、近距離での反応速度、反射能力はトップクラス。ピックルボールの短い距離でのボレーボレーにもすぐ対応できるでしょう。

パデルはほぼダブルス専門のため、ペア2人の距離感、カバー範囲、前後の入れ替えに慣れています。コートサイズが狭くなる分、動きには十分ついて行けるはずです。

柔らかいラケットを使っているパデルでは、面で運ぶ感覚が強いため、ピックルボールのディンクでも、柔らかいタッチをすぐにつかむ人が多い印象です。コントロール能力も高いと言えるでしょう。パデルではロブを使うことも多いので、ピックルボールでも精度が高いロブを打てます。

パデルでは壁付近の低い球を拾う動きに慣れています。そのため、ピックルボールのキッチンで低い球をディンクしたり、相手からの足元に沈むドロップショットにうまく対応できる傾向があります。また激しい切り返しが必要となる動きにも慣れています。

逆に練習が必要な点は?

まったく違う点もあり、以下の点は習得に向けてある程度の練習が必要です。

パデルには存在しない、キッチンラインよりネットに詰めてのボレー禁止というルール。パデルの感覚だと「詰める」という意識が染み付いているため、慣れるまでは苦労します。

最大の壁と言っていいでしょう。この点はテニスから転向する場合と同じですね

パデルのボールは重くて伸びますが、穴開きプラスチックボールのピックルボールは軽いです。強く打つとアウトしてしまう。バウンド後に跳ねない。回転でバウンド後に大きく曲がる。風の影響を受けやすいなど、の違いに、戸惑うかもしれません。

パデルはラケットのしなりを活かして、フォロースルーも大きく取りますが、ピックルボールでは、スイングはできるだけコンパクトにしなければなりません。非常に繊細なソフトタッチのショットが多いためテイクバックも小さくして、すぐに次のショットに備え構え直す必要があります。スイング自体をある程度、修正しなければなりません。

パデルでは後ろに下がって壁を使いながら立て直すこともできますが、ピックルボールでは後ろに下がることは好ましくありません。相手の足元にドロップショットで沈めて、キッチンラインに上がり、そこでディンクやスピードアップでハンドバトルに持ち込むのが主な戦術です。この点にうまく対応しなければなりません。

結論: 強みを活かせばすぐ伸びる

パデルとピックルボールは似ているようで、実はプレー感覚も戦術もかなり違うスポーツということがお分かり頂けたと思います。

ですが、パデル経験者には

反応速度、ダブルスのコンビネーション、球際の強さ、タッチの柔らかさなどの、大きな強みがあります。

そこを活かして、課題となる技術に慣れていけば、

確実にピックルボールでも短期間に成長できることでしょう。

私の周りにも、パデル経験者で非常に上手なプレーヤーがいらっしゃいます。

今はピックルボールとテニスの「二刀流」の方もよく見かけますが、近い将来、ピックルボール、テニス、パデルの「三刀流」の方も多くなるかもしれませんね。

最後にテニスの女子元世界1位のイガ・シフィオンテク選手と男子元世界1位のダニール・メドベージェフ選手がパデルを体験する様子をどうぞ! 実に楽しそうですよ。

About Me
ピックル坊や
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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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