テニスとNBAのレジェンドも

テニスとNBAのレジェンドも

往年のテニスの一流選手が、ピックルボールをプレーしている姿を見たことがある方も多いのと思います。
アンドレ・アガシ(54歳)、シュティフィ・グラフ(55歳)夫妻、ジョン・マッケンロー(66歳)、マリア・シャラポワ(37歳)、マイケル・チャン(54歳)、アンディ・ロディック(42歳)ら。
しかしながら、彼らはどちらと言えば、ピックルボールを広めるためのアイコン的役割がメーンの気がします。年に1度「the Pickleball Slam」に出場。賞金100万ドル(約1.5億円)をかけた、有名人同士の、いわゆる花相撲的なビッグイベントで、見かける実に華やかな光景です。
▶「The Pickleball Slam」動画より
今年2月で第3回目。アガシが優勝
あのレンドルがピックルボールを
そんな中、一般プレーヤーに混じって、数々の大会に真剣な表情で出場している、元テニス界のレジェンドがいるのを、ご存知でしょうか?
50代以上のテニスファンの方なら、必ず知っていると言っていい、イワン・レンドル氏(65歳)が、その人です。
4大大会優勝8度。世界ランク1位を「157週」連続で保持。ATPツアーのシングルスでいずれも男子歴代3位のツアー優勝94度、シングルス1071勝。1982年から1989年にかけてのツアー勝率はなんと90%超え。
2001年には国際テニス殿堂入り。まさにレジェンド中のレジェンドです。
ネットプレーをほとんどしないベースライナーで、あまりの強さと表情をほとんど表に出さない姿に、「精密マシン」とのあだ名をつけられるほどでした。
強さのあまりアンチファンも多い、現代でいう、ジョコビッチみたいな存在でした。
実に楽しそうな姿
それがどうでしょう? 次の動画をご覧ください。
「なぜ元一流選手のあなたが、ピックルボールを?」と、尋ねられ、「テニスをするには年を取りすぎているし、あまり走り回るのも嫌だ。だからダブルスを選び、コートの半分でプレーした。楽しかった」と、現役時代には見せたことのないような楽しげな笑顔で語っているではないですか。
ピックルボールを毛嫌いする現役や元テニス選手も多いですが、レンドル氏も「最初は嫌だったけど、何回かプレーして考えが変わった」と、照れくさそうに話しています。
▶「ppatour」インスタグラムより
往年の現役時代さながらのフォアハンド。懐かしい
アンディー・マレーのコーチ業務を終えた後、2022年に娘さんに勧められて初挑戦。以後、5回目のプレーで、完全にピックルボールのとりこになったそうです。
それ以来ずっとプレーを続け、フロリダ地域の地元の5.0 40歳以上のトーナメントに頻繁に出場しています。
▶「The Pickleball Pirates」動画より
▶「Jacky Plays」動画より
ディンクとボレーがうまい!
現役時代に膝を痛めており、動きは俊敏とは言えません。ですが、ドライブは当然として強烈。何よりディンクとボレーのうまさが目を引きます。
素人の私が言うと大変失礼なことは分かっていますが、それでも、あえて言わせてもらうなら、テニスではネットプレーが、残念なぐらい下手で、タッチショットもお世辞にもうまいと言えないプレーヤーでした。(もちろんツアートップレベルの中で、の話ですよ、笑)
ですので、ピックルボールに、かなり真剣に打ち込んでいるだろう様子が、うかがえます。
面白いエピソード
こんな逸話があるそうです。ある大会、決勝前に敗れたレンドル氏は、一般のプレーヤーの決勝を、わざわざ残ってスタンドで観戦したそうです。
周囲は、元一流選手らしからぬ行動に感銘を受けたそうですが、私は、よほど悔しかったのだろう、と想像して、なんだかクスクス笑ってしまいます。
特別扱いを望んでいないレンドル氏への配慮なのでしょう。往年のレジェンドと対峙する、一般のプレーヤーたちは、内心、チョ~緊張でドキドキらしいですが、本人の前では、そんな姿はおくびにも出さず。
勝った暁には、こっそりSNSで自慢しまくっているそうです。
その気持ち、本当によくわかりますよね(笑)
NBAレジェンドも
レジェンドつながりで、NBAからも、ご登場いただきましょう。
こちらはリック・バリー氏(81歳)。
NBAで新人王や得点王、8度のオールスターに選ばれた超有名フォワード。1975年にはウォリアーズを創設3度目の優勝に導いた立役者。背番号「24」は同チームの永久欠番で、1987年にバスケットボールの殿堂入りを果たしています。
若い方には、超人気漫画「スラムダンク」の主人公、桜木花道の「下手投げフリースロー」のモデルになったとされる人物といえば、その凄さが伝わるでしょうか?
こちらも70歳ぐらいの時、夫人の勧めでピックルボールに出会ったそう。
車で2時間かけて、わざわざ強豪が集うコミュニティーに通って腕を磨き、今では高齢の部で幾度も優勝しています。
▶「the pickleball clinic」インスタグラムより
▶「Gulf Coast News」動画より
▶「Team Hanlon Pickleball」動画より
イージーミスに絶叫したり、勝利の瞬間歓喜したり、実に楽しそう
勝つため うまくなるため
バリー氏は2014年、サイクリング中の事故で骨盤6箇所を骨折。股関節にはたくさんのボルトが埋め込まれているそうですが、201センチの長身で今も元気にプレーしています。
「私は競争が好きなんだ。競争は人々にとって良い社交行事だが、私にとってコートに立つのは、勝つためなんだ」とは、今なお血気盛んなバリー氏の言葉。
こちらはレンドル氏の言葉。「私にとって、どこでプレーしようが裏庭でプレーしようが、違いはない。テニスもそうだった。裏庭でテニスをするのは楽しかった。ボールをうまく打てれば、大きな満足感があった」
81歳と65歳。それぞれのスポーツで一時代を築いた超レジェンドですら、ピックルボールの魅力にハマっています。そして今も向上心に満ちています。
われわれも、そんな「気持ち」だけは、負けていられませんね!
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