なぜキッチンと呼ばれるのか

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ピックルボールではネット前2.13m(7フィート)のエリアは「ノンボレーゾーン」と呼ばれますが、ほぼすべてのプレーヤーが「キッチン」という愛称で呼んでいます。

しかし、なぜキッチンと呼ぶのか? その疑問に答えられる人は、初心者だけでなく上級者でも意外と少ないのではないでしょうか。

今回はその語源に関する複数の説と、現在もっとも有力とされる「シャッフルボード由来説」を、分かりやすく解説します。

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シャッフルボード由来説

「シャッフルボード」というゲームは、日本ではほぼ馴染みがありませんが、アメリカではシニア層を中心に人気のある伝統的なスポーツです。

19世紀後半から、船旅の間に甲板で過ごす際のレクリエーションとして広まりました。

細長いコートの上で棒(キュー)を使ってディスク(円盤)を押し出し、「ダイアグラム」と呼ばれる三角形に描かれた得点盤上に到達させて、その得点を競います。

この三角形の奥側には「10 OFF」と記されたエリアがあり、

入ってしまうと10点減点されるというルールです。

シャッフルボードをプレーする人たちは、ここを「キッチン」と呼んでいました。

これを由来として「入ってしまうとマイナスになる、避けるべきエリア」→「立ち入ってはいけないエリア」と転じたという説です。

シャッフルボート説が有力な理由

ピックルボールの創始者と言われる3人については以前も詳しくお伝えしました。ジョエル・プリチャード氏、バーニー・マッカラム氏、ビル・ベル氏です。

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人柄などについては、その項を読んでもらうとして、3家族はワシントン州ベインブリッジ島を夏の避暑地として使っていたのは周知の事実です。

シャッフルボードを楽しんでいたというのは、周囲のインタビュー証言からも、ほぼ間違いないそうです。

ですので、その「入ってはいけないエリア」という共通点を持つ「ノンボレーゾーン」に、「シャッフルボート」の「キッチン」という愛称を当てはめたとしても不思議はありません。

とはいえ、誰もがハッキリとキッチンと呼ぶようになった理由を公言していません。

当時の背景や状況を考えると、有力な説ではありますが、あくまで想像の範疇を逸しません。

その他の説は?

その他の語源、由来説としては、以下のようなものがあります。

料理場のキッチンは忙しく動き回る象徴的な場所で、比喩としても、よく使われます。

混雑したキッチンの真ん中に立っていけないように、ピックルボールでもプレーヤーはノンボレーゾーンでのんびりすることはできません。

激しい攻防が起こり、危険で、ミスが許されない場所。

この共通点から「ホットキッチン」→「キッチン」と省略された説です。

アメリカ家庭文化にも、火やナイフなどの危険性が潜んでいる台所には、簡単に子どもが立ち入ってはいけない場所との認識があります。

今でこそ、理解不能の「死語」ですが、日本でも昔は「男は台所に入るな」なんて言葉もありましたよね。

語源としては面白いですが、どちらも裏付けるような資料は一切なく、ジョークの域を超えません。

あくまで正式名称はノンボレーゾーン

と、決定的な確証がない「キッチン」の云われですが、ピックルボールの名前の由来は「ピクルボート」と明記したUSAピックルボール協会は、どう判断しているのでしょう。

実は面白い事実として、「キッチン」という言葉は公式ルールブックに1度も登場しません。

世界中の人々の大部分に「キッチン」と呼ばれているエリアですが、

あくまで正式名称は「ノンボレーゾーン」で統一されています。

最も有力で説得力があるのは、シャッフルボートが語源である、という説ですが、あくまで誰が呼び出したかハッキリ分からない「愛称」「通称」のお話。

きちん(キッチン)としないままで、良いのかも知れません。

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大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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