テニス界トップのピックル評

picklebouya

テニス界は現在、全米オープンテニスが佳境を迎えています。ここ数年、テニス界のトップスターたちが、全米オープン前にニューヨークで行われるピックルボール関連のイベントやキャンペーンに登場する機会が如実に増えていると思いませんか?

各選手のピックルボールに対する感想コメントと、なぜピックルボールの広告塔とも言える仕事を引き受けているのかの背景を探ってみました。

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ジョコビッチ

まずは未だ現在のBIG4の一角、ノバク・ジョコビッチ(38歳=セルビア)のピックルボールの印象から。

なるほど、言い得て妙ですね。

簡単に見えて意外に奥深いのがピックルボール。そして何より楽しい。

動画内でジョコビッチの相手をしているのは女子プロのキャリースミス選手です。

▶「pickleballdotcom」インスタグラムより 2024年のイベント

シナー

次は世界1位のヤニック・シナー(24歳=イタリア)のコメント。

テニスのテクニックがそのまま使える部分もあれば、そうではない部分もあります。短い時間で理解するところはさすがですね。

次の動画では初のATPを決めるシーンが紹介されています。

▶「pickleballdotcom」インスタグラムより 2024年のイベント

アルカラス

続いては世界2位のカルロス・アルカラス(22歳=スペイン)。

テニス以上の反応速度が求められるスピード感や、より細かい精度が求められるショットがあることを、指摘しています。

次の動画をご覧ください。きちんとスイートスポットでボールを捉えるところはさすがです。

▶「thekitchenpickleball」インスタグラムより 2024年のイベント

▶「thekitchenpickleball」インスタグラムより 2023年のイベント

2025年のイベントではテイラー・フリッツ(27歳=アメリカ)とシングルス対決し、アルカラスが勝利しました。

▶「Page Six」YouTubeより 2025年のイベント

▶「Tennis Legend TV」YouTubeより 2025年のイベント

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トッププロテニス選手が全米オープン前の大事な時期に、なぜこのようなピックルボールのイベントに登場し、好意的な発言をするのでしょうか。

多くのテニス選手は大手スポーツブランドやイメージブランドと契約しています。

これらの企業が近年力を入れているのが「新興スポーツ市場の開拓」であり、トッププロが参加するのも、その一環と言えます。

ピックルボールに対してジョコビッチが「テニスは絶滅の危機に瀕している」と否定的な発言をしたのが、2024年7月でした。

その2カ月後には「HEAD NYC Mash Up」という自身が契約するHEADのイベントでピックルボールに興じた訳です。やはり背後の何らかのパワーを感じざるを得ませんよね。

契約上の金銭面のメリットだけでなく、アメリカで大人気のピックルボールを受け入れている姿勢を見せることで、少なからず全米での好感度を得られるという思惑もあるのかもしれません。

2大メーカーも本気に

またWilsonが2025年4月、ピックルボール全米オープンの公式スポンサーに初めてなったことも話題になりました。「ウィルソン・スポーティング・グッズ社はピックルボールに全力を注いでいます」とのコメントが発表されています。

「HEAD」も「Wilson」もテニス界では絶対的な地位を誇っていますが、やはりピックルボールという新市場も無視できないようです。

巨額マネーが動くプロスポーツの世界。ピックルボールも徐々にその地位を上げていってる様子がハッキリと分かりますね。

ピックルボールはテニス界にとって、ただの脅威ではなく、やはり共存の方向に動き出していると言えそうです。

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ピックル坊や
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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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