ピックルIQを高めよう

picklebouya

なんで、あんな厳しいボールを、無茶なスイングで打ってしまったのだろう? ミスした後、そう3秒前の自分を責めてしまうことはないですか? 大阪から情報発信中の私「ピックル坊や」はしょっちゅうです。

今回はそんなミスを極力減らせるよう、うまいプレーヤー、ピックルボールのIQが高いプレーヤーになるための意識の持ち方を模索してみました。

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テニスのコート3分割

同じ問題にぶち当たった時、テニスでは自分のコートを3分割に考え、目安をつけようということを習いました。私の現役時代にはなく、ずっと、ずっと後になってからの話ですが(笑)。

自分のヒッティングポイントに入った時点で、ボールがサービスライン付近の浅い位置にあれば、迷わず攻撃。ベースライン近くにあれば、あまり無理をせず中間のショット。ベースライン深くに下げられていれば、相手に攻撃を許さないゾーンへ返すという考え方です。

もちろん、ショットの得意、不得意、スキルレベルによって変わってきます。今どきのトッププロはニュートラルのゾーンでもバンバン打っていけますから。

しかしながら、子どもやテニスを始めたばかりのプレーヤーにとっては、あらかじめ決め事をつくってもらえた方がやりやすいものでしょう。

ピックルボールの高さ3分割

これと同じことがピックルボールに、そのまま当てはまるか、考えてみました。まったく違うとは思えませんでしたが、少し大事な要素が足りないと感じました。

そうボールのバウンドの高さです。

テニスでは肩口から頭の高さまでヒッティングポイントをつくったり、つくらされたりしますが、ピックルボールの場合は、ほとんどが腰の高さまでです。

そこで、テニスのように上から見た図で3分割するのではなく、ピックルボールでは横から見て、その高低で3分割する考え方も良いのではないかと思いつきました。

腰の高さはチャンス

バウンドが腰の高さまで来たらベースライン付近でも意外に攻撃できます。コートの大きさはテニスコートの半分ですからサービスライン付近で打ったのと、ほぼ同じぐらい至近距離です。

しかし同じ位置から打ってもバウンドが下がれば下がるほど、打ち込むのは困難になります。

この高さ3分割のゾーンはネットから離れていくにつれ、ややななめ下に下がっていくイメージです。ネットより離れていけば、多少腰の高さより低くても、ショットの軌道を早めにあげる、攻撃的なドライブで、キッチン前に詰めた相手の足元を狙っていくこともできます。

ネットに近づくほど難しく

ですが、ネットに近づけば近づくほどネットの高さは高く感じます。浅い球を持ち上げたら、パドルのスイング軌道はどうしても下から上になります。それを驚くほどあっさりとボレーでカウンターされたことはないでしょうか?

テニスでいう赤の攻撃ゾーンで打つ場合、距離が短い分、相手の反応時間も減りますから、なんとか攻撃したいという心理になります。

しかし、ヒザ下で打つと当然、ボールは、上に上がる放物線の途中で相手につかまります。アウトになるか、相手のハードボレーで決められる可能性が高まります。

テニスほどハードヒットしつつスピンで距離を短くするテクニックは、物理学上できないということは以前、お伝えしたとおりです。

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これが誤ったショット選択になる、第一の原因だと思うのです。

ディンク勝負でも

この高さの考えは、キッチン前に出た際、ディンク勝負になっても適用できます

バウンド後、浮き上がるような、ポップアップしたボールは迷わず攻撃ですね。

次にノーバウンドでボレーする場合でも考えてください。

ネットより高い位置にボールが来た場合は、迷わず攻撃的なボレー。ネットより低い位置ならその中間。ヒザ下ならディンクでリセットとなります。

もちろん、テニスの3分割の考え方と同じで、フォアが得意であれば、多少ネットより低くても攻撃的なボレーを打っていけるでしょう。スキルさえあれば、ネットより低い位置から、バックハンドロールやバックハンドフリックで相手を出し抜くこともできるかもしれません。

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なるべくシンプルに

一般プレーヤーの場合でも、自分のスキルレベルの他にも、相手のショットの質の良し悪し、自分の体勢やバランス、パートナーのポジションなども加味しなければなりません。

このように、実際は、さまざまな要素を考えなければなりませんが、初心者のうちは、なるべくシンプルに考えたいものです。

あらかじめ「高さ」で分かりやすい自分の目安をもっておくことは、迷わずショットを打っていけることにつながると思うのです。

また「高さ」を早めに意識することで、目線が一定となり、頭のバランスの崩れを減らす効果も得られるとも感じています。

テクニックのことを語るほど、自信はありませんが、もし共感していただける方がいたら、ぜひ試してみてください。

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ピックル坊や
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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信
ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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