トッププロのテニス経験者割合は?

トッププロのテニス経験者割合は?

アメリカで活躍するピックルボールのプロたちにテニス経験者が多いという印象はありますが、本当にそうなのでしょうか? だとしたら、その割合はどれぐらいなのでしょうか?
PPA(Professional Pickleball Association)の男女トップ20を調べました。また年齢構成、身長、利き手の右左、国籍、契約パドルブランドなども気になりますよね?
ピックルボールの競技特性上、ダブルスのランキングから抽出しました。
(比較のため用いるテニスは男子ATP、女子WTAのシングルストップ20としました)
テニス経験者割合は?
結論からいうと、男子は90%、女子は95%。
男女合わせて92.5%が、何らかの形でテニスに関わった経験のある選手でした。
多いとは思っていましたが、これほどまでとは、と驚きました。
男子では元ツアープロ経験者が5人、大学まで輝かしい成績を残している選手が7人。いわゆるテニスエリートが60%。
女子では元ツアープロ4人、大学やITFで活躍した選手13人。男子より比率が高くテニスエリートが85%をも占めました。
男女合わせて実に72.5%がテニスでもトップレベルだったことが分かります。

男子ダブルス トップ20のテニス経験者 | |||||||
順 | 選手名 | テニス | 年齢 | 身長 | 利き手 | 国籍 | 契約先 |
1 | Ben Johns | ○ | 26 | 185 | 右 | アメリカ | JOOLA |
2 | Federico Staksrud | ○ | 29 | 180 | 右 | アルゼンチン | Adidas |
3 | Collin Johns | ○ | 31 | 180 | 右 | アメリカ | JOOLA |
4 | Hayden Patriquin | ✕ | 19 | 175 | 右 | アメリカ | Franklin |
5 | Andrei Daescu | ○ | 36 | 193 | 右 | ルーマニア | Proton |
5 | JW Johnson | ○ | 22 | 177 | 右 | アメリカ | Franklin |
7 | Gabriel Tardio | ○ | 19 | 188 | 右 | ボリビア | PIKKL |
8 | Dylan Frazier | ✕ | 23 | 180 | 右 | アメリカ | Selkirk |
9 | Christian Alshon | ○ | 24 | 188 | 右 | アメリカ | Paddletek |
10 | Dekel Bar | ○ | 32 | 190 | 右 | イスラエル | JOOLA |
11 | Pablo Tellez | ○ | 29 | 182 | 左 | コロンビア | Lotto Sport |
12 | Tyson McGuffin | ○ | 35 | 177 | 右 | アメリカ | JOOLA |
13 | Matt Wright | ○ | 47 | 188 | 右 | アメリカ | Onix |
14 | Jaume Martinez Vich | ○ | 31 | 172 | 右 | スペイン | Six Zero |
15 | Riley Newman | ○ | 31 | 188 | 右 | アメリカ | ProXR |
16 | CJ Klinger | ○ | 19 | 190 | 左 | アメリカ | Proton |
17 | James Ignatowich | ○ | 24 | 190 | 右 | アメリカ | Selkirk |
18 | Augustus Ge | ○ | 28 | 185 | 右 | アメリカ | Vatic Pro |
19 | Quang Duong | ○ | 19 | 182 | 右 | ベトナム | Selkirk |
20 | Connor Garnett | ○ | 27 | 180 | 右 | アメリカ | ProXR |
女子ダブルス トップ20のテニス経験者 | |||||||
順 | 選手名 | テニス | 年齢 | 身長 | 利き手 | 国籍 | 契約先 |
1 | Anna Leigh Waters | ○ | 18 | 167 | 右 | アメリカ | Paddletek |
2 | Catherine Parenteau | ○ | 30 | 165 | 右 | カナダ | Selkirk |
3 | Rachel Rohrabacher | ○ | 27 | 162 | 右 | アメリカ | Selkirk |
4 | Anna Bright | ○ | 25 | 170 | 右 | アメリカ | JOOLA |
5 | Tyra Hurricane Black | ○ | 24 | 172 | 右 | アメリカ | PIKKL |
6 | Jorja Johnson | ✕ | 18 | 175 | 右 | アメリカ | Franklin |
7 | Lacy Schneemann | ○ | 28 | 162 | 右 | アメリカ | JOOLA |
8 | Allyce Jones | ○ | 37 | 157 | 右 | アメリカ | CRBN |
9 | Tina Pisnik | ○ | 44 | 172 | 右 | スロベニア | ProXR |
10 | Parris Todd | ○ | 26 | 170 | 右 | アメリカ | Franklin |
11 | Lea Jansen | ○ | 32 | 177 | 右 | アメリカ | JOOLA |
12 | Callie Smith | ○ | 33 | 177 | 右 | アメリカ | HEAD |
13 | Meghan Dizon | ○ | 31 | 172 | 右 | アメリカ | Proton |
13 | Jackie Kawamoto | ○ | 28 | 160 | 右 | アメリカ | Selkirk |
15 | Etta Tuionetoa | ○ | 32 | 177 | 右 | アメリカ | JOOLA |
16 | Vivian Glozman | ○ | 25 | 180 | 右 | アメリカ | JOOLA |
17 | Lucy Kovalova | ○ | 32 | 180 | 右 | スロバキア | Onix |
18 | Jade Kawamoto | ○ | 28 | 160 | 左 | アメリカ | Selkirk |
19 | Jessie Irvine | ○ | 35 | 172 | 右 | アメリカ | Engage |
20 | Vivienne David | ○ | 28 | 162 | 右 | アメリカ | CRBN |
テニス未経験は40人中3人
男子ではテニス経験者でないのは2人だけ。
若い19歳の4位ヘイデン・パトリキン(Hayden Patriquin)と23歳の8位ディラン・フレイジャー(Dylan Frazier)。パトリキンは野球をしていたそうです。フレイジャーは主だった競技経験はなく、大学からピックルボールを始めてプロになりました。
女子は1人だけ。こちらも18歳と若い6位ジョルジャ・ジョンソン(Jorja Johnson)。当時、兄のJWジョンソンがテニス競技に専念するためフロリダに家族で移住したところでピックルボールに出会い、7歳から競技に取り組んで、今、若きトッププロとして注目されています。
比較的新しいスポーツなだけに、競技として最初からピックルボールに触れた選手が、ようやく今、プロになり始めている段階ということなのでしょう。
テニス以外の経歴がすごい人も
テニスがピックルボールの取っ掛かりとなっているのは事実のようですが、そもそも持ち合わせている運動能力がトップレベルというのも、確かです。
女子不動の1位で、12歳からプロになったアンナ・リー・ウォーターズ(Anna Leigh Waters)は女子サッカーのプロからスカウトされるほど、サッカーの才能にあふれていたことがよく知られています。
変わったところでは、女子の8位アリス・ジョーンズ(Allyce Jones)。テニスもしていましたが、本職と呼べるのはバレーボール選手でした。リベロとして大学で数々の賞を受けるほど活躍。その後、教師とバレーボールのコーチに。250人の選手を擁するクラブも所有していましたが、体育館の片隅で教師の同僚たちとピックルボールを始めた後、その魅力にのめり込み、プロになりました。
15位のエタ・トゥイオネトア(Etta Tuionetoa)はテニスが最も好きでしたが、サッカー、フィールドホッケー、タッチラグビー、バスケットボールなど、ありとあらゆる競技に触れ、そこでも才能を発揮していたそうです。
年齢 身長は?

平均年齢は男子27.6歳、女子29.1歳。テニスは男子25.8歳、女子25.9歳。いずれもわずかに年齢層はピックルボールの方が高くなりました。ただし、高齢でもトップと互角に戦えるという指標になるとまでは、言いきれない、微妙な差ではないしょうか?
男子13位のマット・ライト(Matt Wright)の47歳、女子9位のティナ・ピスニック(Tina Pisnik)の44歳が目立ちます。ライトは企業弁護士として働きながらプレー、ピスニックは元WTA世界29位のテニスのトッププロでした。
平均身長は男子183.5cm、女子169.5cm。テニスは男子189.5cm、女子176.3cm。男子は6センチ、女子は7センチ近く、テニスより低いという結果になりました。やはりテニスはオーバーヘッドのサーブですから高身長の有利性はあります。こちらはテニスほど身長がなくても活躍できるという証拠になるかもしれません。
国籍は?パドルは?
国籍はアメリカのプロなので当たり前ですが、男女合わせて75%がアメリカ選手。男子19位のクアン・ドゥオン(Quang Duong)が唯一のアジア人として目立っていますね。ジュニアテニス界の有望選手でしたが、ピックルボールに転向。わずか1年あまりでトップに上り詰めた人気選手です。
パドルブランドは男女合わせてヨーラ(JOOLA)が9選手使用と最も多く、次にセルカーク(Selkirk)の7選手、フランクリン(Franklin)の4選手と続きました。それ以外は、パドルブランドが多いのを反映して、実にバラけている印象でした。
テニス経験者が実に多い一方で、未経験でも台頭する若手がで始めており、年齢的にも下がる傾向があります。
数年後、この傾向がどう変わっているのかも、注目してみたいですね。



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