季節で変わるボールと打感

季節で変わるボールと打感

寒い冬。どこかタッチ感覚がいつもと違うなと思うことはありませんか? そう感じたあなたはおめでとうございます!、立派な上級者です(笑)。
今回は気温や湿度が、ボールのバウンドに与える影響。球速や打感の変化、プレーで気をつけるべき点について、解説させていただきます。
気温差でプレーも変わる
日本では季節による気温差、湿度差が大きく、特に屋外でプレーすると、その影響を強く受けます。
「今日はバウンドが低い」「球足が速く感じる」「タッチが合わない」など、こうした違和感はボールの素材と環境条件の変化が原因です。
冬に起きる傾向は?

冬の低温環境だと、ボールは跳ねにくく「飛びにくくなる」。そう思いますよね。
テニスやゴルフ、野球など、どのスポーツでも共通の認識です。
ですが、ピックルボールの場合は違い、「飛びやすくなる」と感じるのだそうです。
少し驚きませんか?
ボールのプラスチック素材が、寒さにより硬くなります。
その結果、
インパクト時のボールの圧縮が弱まり、反発が出やすい状態になるのが、その理由です。
空中で伸びている訳ではなく、当たった瞬間とバウンド直後が速いのが特徴です。
実際に「PickleballMAX」が行った実験では、
同じ高さ(約198cm)からボールを落とした場合、
寒い環境では、
標準的な気温よりバウンドが数センチ~10センチほど高く出る傾向が確認されました。

冬のプレーへの影響は?
よって冬に起きやすいミスとしては、
- カウンターがオーバーする
- ディンクが浮く
- リセットが飛びすぎる
などが挙げられます。
これはボールの跳ね返りが強いことが主な原因です。
実際にプレーする上で気をつけるべき事としては、まずは反発が強まっている点を理解した上で
- パワーを抑える
- 面と角度でコントロール
- バウンドの頂点を捉える
- きっちりとしたミートを心掛ける
などの対応が必要になってきます。
夏に起きる傾向は?

では逆に、高温下の夏はどうなるのでしょうか?
ボール素材は柔らかくなり、インパクト時にエネルギーを吸収しやすくなります。
その結果、バウンドは低く、重く、失速しやすくなります。
感覚的には「飛びにくい」となります。
先ほどと同条件の落下テストでは、暑い環境では、
標準より5~10センチ程度バウンドが低くなるという結果が出ています。
特に直射日光で熱せられたコートでは顕著だったそうです。
夏のプレーへの影響は?
よって夏に起きやすいミスとしては、
- ドライブやボレーの弾きが悪い
- ドロップやディンクがネットする
- リターンが短くなる
などが挙げられます。
- 膝を曲げ低いバウンドに備える
- キチンとスイングして飛ばす
- 深さと安定性を重視する
- ボールにやや高さを出す
などを意識して、対応する必要があります。
湿度の影響は?

もう1つ、四季のある日本で特に重要になるのが、梅雨場の高湿度下でのプレーです。
- 空気抵抗が増え、ボールが飛びにくい
- ボールの表面とフェイスが滑りやすい
- スピン量が落ちる
ボールやパドルフェイスをこまめに拭いたり、スピンを過度にかけようとせず、高さと深さを意識したプレーが必要になります。
ミスの原因を考えて
気温や湿度の差はわずかであっても、繊細なショットを要求されるピックルボールでは、影響を感じる場面が少なからず出てきます。
ミスの原因は、自分の調子なのか、
はたまた気温湿度などの環境条件によるものなのか、しっかりと見極める必要があります。
- 冬はパワー抑えめ
- 夏はキッチリとスイング
- 湿度が高い日はスピンより一貫性重視
そう少し意識するだけで、無駄なミスが減るかもしれません。
まあ、私の場合、往々にして、自分の下手さのせいなんですけどね(笑)。












