インサイドアウトショットとは?

picklebouya

みなさんはインサイドアウトショットという言葉を聞いたことはおありでしょうか?

あまり頻繁にはお目にかからない「フェイクショット」の意味合いが強いのですが、今回はそのショット、簡単な打ち方をご紹介したいと思います。

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プロが見せた見事なショット

まずは動画を見てもらった方がイメージしやすいですね。

MLPの男子プロ、エリック・オンシンス選手が見せたインサイドアウトショットです。

センターに来ると相手ペアが中央をケアした瞬間、パドルでボールを転がすようにして逆サイドに持っていきウィナーを奪います。

インサイドアウト→逆クロスへ

インサイドアウトショットとは、相手が予測した方向とは違う方向に打ち出すショットです。

自分の体の内側寄りに来たボールを、ラケットを回り込んませるようにして打ち、逆クロスへ逃がすような角度をつけてコントロールします。

自然にスライスやサイドスピンがかかりやすく、相手コートで横に滑ります。

最初の動画はボレーでフォアに回り込んで相手バック側へ打ち込む形でした。

次の動画はバックに回り込んで逆クロスやダウン・ザ・ライン側へ打つ形です。

ディンクやドライブでも

またボレーだけでなく、ワンバウンドさせた後のディンクでも相手の裏をかく時に使います。

後方からのドライブでも繰り出されることもあります。特にシングルスでは有効です。

いずれも相手の逆を突き、相手の動きを崩す戦術として用いられます。

逆の逆 インサイドイン

もう1つ、「インサイドインショット」と呼ばれるショットもあります。

「インサイドアウトショット」と同じく回り込んでボールを捉えますが、コースは逆クロスではなく自分の体と同じサイドに直線的に打ち抜くショットです。

いわゆる回り込みストレートです。

相手が逆クロスを警戒して動いた隙を突いたり、強打でエースを狙うときに用いられます。

回り込み動作によりスイングに大きな力を込めやすく、スピードボールを打ちやすいのが特徴です。

ネットが高いためリスクもありますが、1度でも決まれば、相手はインサイドアウトかインサイドインかで非常に頭を悩ませることになります。

打ち方のコツ

打ち方についてはボレー、ディンク、ドライブ、フォア、バックと多岐に渡ります。

もう練習するしかありませんが、共通するのはショットの直前まで通常の回り込み、

通常のコースと相手に思わせることが大事です。

  • 1.準備 回り込んで通常のフォア、バックを準備しているような体勢をとります
  • 2.パドル センター方向に打つのようにパドル面を向けます
  • 3.手首 インパクト直前にリストを動かしパドルの角度を逆クロスに変更
  • 4.スイング 体の外側に逃がすイメージでボールにサイドスピンをかける
  • 5.フォロー 体の逆側でコンパクトにフィニッシュ

グリップエンドを突き出す

1本目の動画はフォアボレー。肩口に来たボールを引き付けてリストを柔らかく使うようにアドバイスしています。

2本目の動画はバックボレーが中心。こちらも肩口のボールを待ちます。

クロスに打ち出すと見せかけて、ヘッドをゆっくり下げ、ダウン・ザ・ライン方向へコースを変えています。スライスでボールの内側を削るようなサイドスピンがかかっています。

シモーネ・ジャルディム選手は、グリップエンドを相手コートに突き出すように見せていけば、自然とヘッドダウンできることを教えてくれています。

ノールックで相手の逆を突いてウィナーが決まったりしたら、さぞや気持ちよさそうですね。

逆にチャンスで繰り出して失敗したらパートナーに白い目で見られてしまうかも。

しっかり練習してから実戦で試してみたいショットです。

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ピックル坊や
ピックル坊や
勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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