ドロップボレーのタイミング

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テニスにおける、ドロップボレー(相手のネット前にポトリと落とすショット)は、ある程度、有効なショットとして認識されています。

ですが、ピックルボールの本場アメリカでは「最もやってはいけないショット」という考え方が、私にとっては意外と思えるほど、浸透しているようです。

その多用してはならないと言われる理由と、タイミングと頻度さえ考えれば、十分に有効なショットとなり得ると考える理由を、今回は解説したいと思います。

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失敗した時に大きいリスク

ドロップボレーが「危険」と言われる理由はシンプルです。

想定以上に距離が長くなったり、浮いたりすると、

相手を楽々とキッチンへと進ませることになるからです。

さらにショットの質が悪かったり、読まれて事前に動かれたりすると、相手に、腰あたりの高い位置からハードヒットされることすら起こり得ます。

せっかくのこちらのチャンスが、相手に優位な位置取りを与えてしまったリ、チャンスボールを献上することになるのです。

そんなリスクの大きさから、

やるからには、絶対に「決めきらなければならないショット」と言えるのは当然です。

「10球に9球は打ってはいけない」

そんな教訓から出た「格言」としてよく用いられるのが

「10球に9球は打ってはいけない」というフレーズです。

絶対打ってはいけないではなく、1球は打っても良いというところが、実は話のミソですね。

では、その1球はどこで使うのか?

唯一のタイミングは

相手がベースライン後方に位置取っていて、後ろ足に体重が乗っている時です。

こちらのボールが相手の足元深くにいき、相手が後退しながら、打とうとしてる場合が、チャンスです。

前に出る準備ができていない相手に、長い距離を走らせることで、ウィナーとなる確率がイッキに高まるからです。

あくまで「9球」というのは例えの数字ではありますが、ほとんどの場合でボレーが深くコントロールされていれば、次のショットが浅いとは、なかなか予測できないものです。

従来からクオリティーの高いショットを打ち、相手に深さを意識させていれば、より成功率は高くなります。

実際に打つコツ

次の「Briones Pickleball Academy」の動画でも、簡単にポイントを獲得する方法の一つとして、ドロップボレーが取り上げられています。

ジョーダン・ブリオネス氏は、リターンが相手コートのベースライン付近の深い位置に落ち、相手が後ろ足重心で打とうとしているのが見えたら、前に落とす戦術を紹介しています。

このピックルボールコーチの言葉も参考にさせてもらいながら、実際に打つコツを探っていきましょう。

まずグリップはかなり緩くする必要があります。同氏は10段階のうち3~4割で握るとしています。私はもっと緩く、親指と人差指の腹の部分で、ただパドルを支えているぐらい。数値で言えば1~2割程度の感覚です。とにかく余計な力を取り除くことが大事です。

打つ前に浅く打つと、悟られてしまっては成功率が下がります。強く打つと相手に思わせるために、余裕があれば、一旦パドルを上げて見せて、その後、パドルフェイスをややオープンにする「フェイク」を入れましょう。次の「High Five Pickleball」動画で、模範例が示されていますので、参考にしてみてください。

パドルはまったく動かそうとする必要はありません。オープンにしたフェイスのスイートスポットにしっかりボールを当てるだけです。相手の動きが気になりますが、目線を切るとミスのもとです。この瞬間はボールに集中しましょう。相手のボールに威力がある時は、その勢いを吸収するようにパドルをとにかく柔らかく支えます。

打ったボールの軌道の頂点は、自分寄りに持ってくるようにします。その後、ネットの5cm上のあたりを通って落ちていけば、理想の場所にボールをプレースメントできるでしょう。ダブルスならフットワークの悪い方のプレーヤーのバックを狙ったり、相手から遠ざかるような回転をわずかにかけられれば、より決まる確率は上がります。

次のショットの準備をする

ここまで慎重にセットアップして、理想のボールを打ったとしても、相手の身体能力が高ければ、決めきれないケースも当然、あります。

なにせ、ベースラインからキッチンラインまでの距離は4.57mしかありません。

相手が突進してきて拾われそう。

「なんて余計なドロップボレーなんてやってしまったんだ」と後悔するのはまだ早いです。

相手は浅い球に全速力で前進してきて次のショットを打つことになります。

しかも下から上へ打ち上げるしかありません。

多くの場合、あなたの優位は保持されているはずです。慌ててはいけません。

何より大事なのは、1発で決めきらなくても、

次のショットで確実にポイントを奪う準備、特に「観察」を怠らないことです。

先ほどの「Briones Pickleball Academy」の動画、3分20秒あたりから、その点についての解説があります。

相手のパドルをじっくりと観察し、テイクバックせずに走り込んできたら、ディンクでなんとかリセットを狙っているのだと察知できるでしょう。しっかりと前でボレーできる体勢を作って、待ち構えます。

相手に立場になってみれば、全速力で前に進む勢いを止め、浅いディンクを打つのは容易ではありません。打てたとしても急ストップを強いられため、次の準備も、ままなりません。

あなたは、かなりの確率で相手ボールをノーバウンドで処理できるはずです。できれば高い位置でとらえたボレーで仕留めてしまいましょう。

パドルをやや後方にテイクバックして、相手が向かってくる場合は、強いショットの可能性が高いです。

あなたのボディーを狙ってアウト覚悟で強打してくるでしょう。胸より上あたりであれば、確実に見逃して、ベースライン奥に打ち込ませ、ポイントを得ましょう。

万が一、腰付近にねじ込まれることを想定して、ギリギリまでネットの高さあたりに構えたパドルを動かさずに、しっかり相手を観察しましょう。そこより高いと思った瞬間、うまくボールをかわします。

使うタイミングを磨く

ドロップボレーは、滅多に打つ機会がないショットですが、

決まれば相手にショックを与えることができる、奥深いショットでもあります。

この1本を見せておくことで、次の深いボールを、より相手に難しく感じさせることもできるでしょう。

次のインスタグラム動画では、いくつかの成功例が登場します。

ぜひ練習の中で「使うタイミング」を見極めながら磨いてみてください。

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ピックル坊や
ピックル坊や
勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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