アーニーの狙い方①

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ピックルボールの「必殺技」としてアーニー(Ernie)と呼ばれるショットをご紹介しました。ノンボレーゾーン(以下キッチン)を踏まずに、キッチンのサイドライン脇で相手に近づいて打つ方法です。

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ピックルボールの「必殺技」
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大股のジャンプで処理するトッププロも多く、身体能力的に厳しいと感じられている方も多いと思いますが、本場アメリカでは一般プレーヤーでも比較的頻繁に、チャレンジしている光景が見受けられます。

このピックルボール特有の「ワザ」、あなたも、いよいよ真剣に、挑戦してみたいと思いませんか?

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ボールに近づく3方法

まずはキッチンを越えてボールに近づかなければなりません。

比較的、簡単なステップから順に紹介していきましょう。

打つ時にフォアボレーが基本となる左サイド(テニスのアドバンテージサイド)で、考えていきます。

次の動画では右左右左と4歩でキッチンラインのすべて外側を周るステップを分かりやすく解説してくれています。

▶「Josh J Pickleball」動画より

①右②左はリズムを取るように自然と体重を移し替え。③右で外側に振られないように注意して大きくクロスステップ。④左でもう1歩前に踏み出してヒットとなります。

最も時間は必要となりますが、体の左右のバランスさえ保てれば、十分に可能な動きとは言えないでしょうか。

キッチンは1度もまたぎませんので、違反にもなりにくいです。

次はキッチンを横切ってショートカットする方法です。次の動画の再生した所からを参考にしてください。

ノンボレーゾーンに一旦、足を踏み入れますが、サイドライン側のキッチンゾーンを越えたら、すぐ両足を着きます。この両足をコートに接触する行為で、キッチンから出たことと同じ扱いになります。

ここからボールを打ちに行きます。打つとほぼ同時に両足を着いていては違反です。

必ずショットより先にキッチン外に両足を踏んでいるか、確認が必要です。

ステップというより自由でいいので、いかにタイミング良く素早く動けるか、がカギになりますね。

▶「PrimeTime Pickleball」動画より

続いてキッチンを飛び越えるパターンです。

最もダイナミックで身体能力が必要となります。

キッチンラインに触れないように気を付けながら、キッチンライン外側のサイドライン脇に着地します。最も短い時間で動け、相手の視界に入る前にショットを繰り出せる可能性が高いという、メリットがあります。

しかし、タイミングを誤りショットを繰り出せない結果になれば、すぐに戻ることは難しく、オープンコートができてしまいます。息のあったパートナーにカバーしてもらうことが必要になります。

注意点

せっかくアーニーが決まったように見えても、違反と見なされ成立しないケースがいくつかあります。次の4点には注意してください。

改めてですが、キッチンラインを足が越えればダメではなく、少しでも触れれば、踏み入れたことになるというルールだけは忘れないでください。

ボールを打った後、フォロースルーしたパドルが相手コート側に入ることは構いません。しかし、相手が打ったボールが自陣側のネットを越えるより先に、ヒットすることはできません。

打った後、バランスを崩してキッチンラインに入る、パドルをキッチンライン内につくはNGです。ラインを越えずとも、ラインに触れただけでアーニーが決まっても不成立です。

ただし、キッチン外であれば、ネットの仮想延長線上を越えて相手側に入ってしまうのは構いません。しかし、ボールに接触できなかった際はファウルとなります。また相手側に寄りかかったり、大声を出したりして、相手のショットを妨害する行為と見なされれば、こちらもファウルになので、気を付けてください。

フォロースルーがネットを越えるのはOKですが、打った後にネットにタッチしてしまうのは、いけません。相手の弾道が低かった場合、ネットに触れないように打つのは難しくなります。

▶「ThatPickleballGuy」動画より

相手のボールが返ってきて、サイドライン側に飛び出した自分に当たってしまった場合は、相手側のポイントです。

相手のボールが明らかにアウトと思われても、接触してしまった時点で相手のポイントです。

アーニーを打とうとキッチンライン脇にポジションを構えた状態でも、ぶつけられてしまったら失点になりますので、気を付けてください。

繰り出せなくてもメリットはある

ここまでルール的にも身体的にも難しそうに感じる方も多いかも知れません。しかし、アーニーが決まらなくても、サイドライン側に行こうとする素振りを見せるだけでも、メリットがあります。

相手が意識して、ストレート側にディンクすることが難しくなる点です。

打つ前に、少しサイドライン側に動くフェイント見せれば、相手のボールへの視線が外れてミスする可能性だってあります。あなたの動きを見た相手がクロス側に打てば、コースを読んだパートナーがウィナーを決めてくれるチャンスも広がります。

相手の打てるコースを狭めることができる。この点こそが、アーニーを狙うべき、大きな理由の1つだと思います。

次回は、いよいよ本題。アーニーを狙うべきタイミングについて考えます。

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ピックル坊や
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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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