偽物パドルに気をつけよう

偽物パドルに気をつけよう

ピックルボールのパドルを購入する際の注意点として、通常に比べて、あまり極端なディスカウントと思える商品、安価な商品は購入しない方が無難とお伝えしてきました。
なぜなら有名ブランドに似せた模倣パドルの可能性があるからです。私もネット検索していると、よく「えっ、このパドル1万円で買えるの? 定価5万ぐらいしたよね」と驚くことがあります。画像を拡大して、よく見ると、「あれ? 認証マークがない!」「えっ?ロゴが少し違う!」なんてことがよくあります。
今回はアメリカが乗り出している取り組み、偽物パドルの見分け方などについて、記したいと思います。
2025年末 各団体が共同声明
2025年末、ピックルボール業界をリードする団体が、偽造パドルの蔓延と広範な使用を非難する共同声明を発表しました。
団体名を挙げると、
- APP Tour
- DUPR
- Major League Pickleball (MLP)
- PPA Tour
- The United Pickleball Association of America(アメリカ合衆国ピックルボール協会)
- USA Pickleball(全米ピックルボール協会)
- World Pickleball Federation (WPF)
プロ、アマチュアの垣根を超えて一枚岩になって、この問題に取り組もうという強い決意が伺えます。
「偽物を信じないで」キャンペーン
PPAツアーとMLPリーグを含むUPAプロピックルボール全体を統括する組織UPA-Aは、
公式Xで「偽物を信じないで」キャンペーンを行いました。
ピックルボールのトッププロたちを、様々な職業に扮装させた画像に「DON’T TRUST A FAKE」という文字を載せています。
実際に撮影したかのようにも見える画像ですが、実はAIにより作成されたもの。
パット見は本物では実は偽物。
職業は誰にでも分かるほど遠くかけ離れたもの。
2つの相反するものを掲載することで、見る人に
強烈なメッセージ性とインパクトを、与えています。

画像はUPA-A公式Xより 左から
・ジャック・マンローは宇宙飛行士ではない
・ジェシー・アーヴァインはスカイダイビングインストラクターではない
・ケイト・フェイヒーはタトゥーアーティストではない
・アリス・ジョーンズは自動車整備士ではない

画像はUPA-A公式Xより 左から
・アンドレイ・ダエスクは公認鍼灸師ではない
・クリスチャン・アルションは分子免疫学者ではない
・JWジョンソンは認定宝石鑑定士ではない
・ハリケーン・タイラ・ブラックは飛行機パイロットではない
プレーヤーに与える危険
UPA-Aの会長ジェイソン・アスペス氏はこのように述べています。
それはゴルフにとっては10億ドル規模の問題だ。しかし、ピックルボールでは私たちは互いに14フィート(約4.3メートル)離れてプレーしている。偽物(コピー品)はテストも認証もされておらず、規格から大きく外れている可能性がある。偽パドルは、競技そのものだけでなく、それを愛するプレーヤーの安全にとっても深刻な脅威である。
ピックルボールではネットを挟んで4.3メートルしか離れていません。
偽物パドルは反発力の計測など規定を満たしていない可能性が高く、ボールスピードが異常に上がったり、あるいは予期せぬ方向に飛んでいくかもしれません。パドルが折れたりしたら大怪我に繋がりかねません。
競技自体への影響だけでなく、プレーヤーの安全を脅かすものになり得るという、警鐘を鳴らしているのです。
我々消費者としては、望まずに偽物パドルを手にしてしまうことは、大きなショックです。
さらにパートナーやプレー仲間を負傷させてしまうことになっては、本当に、いたたまれない気持ちになりますよね。
見分けるポイント
ここからは、確かなディスカウントか、あるいは偽物かを、見分けるポイントを考えてみます。
①価格が不自然に安い
なにか特別なキャンペーンでない限り、定価の50%以下で販売されている場合は、疑った方が良いかも知れません。
「期間限定」「在庫処分」などと謳いながら、常時安い期間が続いているものは要注意です。
②販売元が不明瞭
有名ブランドであるはずなのに、それがタイトルにない、明示されていない場合は、かなり疑わしいです。販売元が正規代理店ではない場合、信頼できる専門ショップと感じられない場合は、一旦立ち止まりましょう。
公式サイトで代理店として認められているか、住所、電話番号が明記されていてそれが確かか、返品ポリシーがあるかなどをチェックしてから最終判断することをオススメします。
③ロゴやフォントの違和感
多くの場合、パドルに記されているロゴやメーカー文字のフォントなどをよく見ましょう。
「どこかおかしいな?」という違和感があった場合は、正規販売元の公式ページを確認しましょう。パドルメーカーは数多くあり、名前も覚えにくいものが多くて大変ですが、微妙に違うと見分けられる偽物も、ある程度存在しています。
④認証マークの有無
最後に必ず行ってほしいのが、認証マークの有無の確認です。
日本で行われる公式大会の場合、基本的には
- USAP認証パドル(=USA Pickleball認証)
- UPA認証パドル(=UPA-A、プロ団体が定める認証)
そのいずれかの認証リストに載っているパドルのみ使用可、という規定となっています。

認証マークに似せたものがあったとしても、それが実際と違う、不明瞭、備考欄に明示していない場合は、かなりの確率で模倣品です。

高級パドルの場合は、耐久性のメーカー保証が付いていたり、個別シリアルナンバーが付いているものも多いです。その点が公式ページと異なるかどうかもチェックポイントになります。
⑤購入後に気付く点も
この後は手元に届いてからしか分からないことも多いと思いますが、パッケージが粗悪で文字の誤字脱字が多い、重量やサイズが公式ページに記してあるのと違う。打感や打球音がおかしいなども、偽物である可能性があります。
海外マーケットプレイスの購入の場合は特に注意が必要で、レビューの不自然さや出品名者名などをよく確認して、慎重に購入することをオススメします。
我々にできることは?
特に売れ筋の人気パドルほど、フェイクが多いと感じます。ピックルボールにおいて、大事な自分だけの1本を見つけるのは、なかなか大変な作業です。
それを偽物で邪魔されてしまっては、腹が立ちますよね。
「ウマすぎる話には乗らないでおこう」
我々としては、需要をつくらないことで、これ以上、偽物が横行しないように協力したいものですね。
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