戦術について

シェイク&ベイクを決めよう

picklebouya

私「ピックル坊や」が試合に初めて出て困ったことが、どうしても欲しいポイントで、これといった得点パターンを持っていないことでした。

では、最も自信のあるスピンサーブを相手バックに入れ、パートナーにポーチに出てもらい、何度もピンチを救ってもらっていましたが、ピックルボールではサーブ1本で、相手にリターンミスさせるしかありませんでした。

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最も攻撃的なパターン

そんな時の攻撃パターンとして

「シェイク&ベイク」(Shake & Bake)と名付けられたコンビネーション

があると知りました。

日本語に訳すと、相手を揺さぶってポイントを焼き奪う、というような意味でしょうか。

「クラッシュ&ラッシュ」(Crash&Rush)とも呼ばれるそうです。

サーブから5球目で決める、最もショートでアグレッシブな得点パターンとして知られています。

具体的にどのようなものか見ていきましょう。

テニスと違って、ピックルボールでは2バウンドルールにより、サーブ&ボレーはできません。サーブを打った後、ワンバウンドさせて、サードショットをドライブで打ちます。

距離が短く相手の反応時間が少ない

ダウンザライン、もしくはセンターが、基本的に狙うコースになります。

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相手リターンが、それほど強打ではなく、あまり深く狙ってこないと判断できたら、3球目を強打すること、3球目を打たないパートナーには「シェイク&ベイク」の作戦を取ってもらうことを、事前に確認し合います。

作戦通り、強いサードショットが打て

相手のボディーを狙ってチキンウイングの形にしたり、センターのネットより低い位置でボールを取らすことができれば、理想的です。

前で仕事をする「ベイカー」役のパートナーは、「シェイカー」に向けられたリターンの軌道&深さ、それを打ち返す「シェイカー」のサードショットを脇目で注意深く観察します。

少なくとも相手にボレーウイナーを決められることはないと察知できれば、作戦敢行のGOサインです。

キッチンラインのやや後ろにスルスルと前進します。

ここで相手のボレーが確実に弱いと判断できれば、イッキにセンター付近に陣取ります。

そして横にスライドした「シェイカー」は、

相手からのボレーをダイレクトでインターセプトします。

テニスでいう、好リターン&ファーストボレーをポーチのような形ですね。

クロスオーバーして対角線上に動いて出てしまっても構いません。その際は「シェイカー」は逆サイドをカバーします。

サードショットドライブではなく、サードショットドロップでも同じような展開になることもありますが、そちらは「シェイク&ベイク」とは呼ばないそうです。

5つの注意点

以下の動画より、ポイントとして挙げられているものを参考に5つの注意点を書き出します。

▶「Enhance Pickleball」動画より

①ある程度、相手のリターンが弱かったり、消極的と想定される際に実行する

相手リターンの傾向や、ポイント差なども考慮しなければなりません。

②サードショットを打つプレーヤーは、キッチリと相手を押し込むドライブを打ち込む

失敗すれば、前進したパートナーが逆に的として狙われてしまいます。

③前進したパートナーは一旦決めたからといって、盲目的に飛び出さない

キッチンライン手前に行った後、もう1度、作戦を実行するか、しないかの判断をできるタイミングがあります。サードショットが甘い場合は、少し下がるなど、予測が大事です。予測を誤ると逆に相手に決定機を渡してしまう、いわば「諸刃の刃」でもあることを理解しなければなりません。

④ポーチは、できるだけ1発で決める

相手の足元や、相手プレーヤーの間を狙います。陣形が崩れることにもなりますから、思い切った、少なくとも決定打に近いボレーが必要です。

決めきらずラリーが継続した場合、片方のプレーヤーが後方に残ってしまった際は、なるべく早く前に行く必要があります。

⑤ハンドバトルへの備えをキッチリと

1発でウイナーになればいいですが、そうならないことも想定しなければなりません。「ベイカー」は相手からの返球に備えて次の構えをしっかり取り、「シェイカー」もすぐに次の攻撃へ加担する必要があります。

作戦実行前へ不可欠な2要素

いずれにしろ、まずはトップスピンの効いたサードショットドライブの威力と精度が必要です。

さらに、そのパートナーは、前進するスピードがあり、予測力と俊敏性が不可欠です。

この2点がないと、そもそも実行できません。

ただ決まれば、イッキに流れを持ってこれる、魅力的な得点パターンであることは間違いないでしょう。

また左利きと右利きでペアを組んでいる場合は、センター付近をともにフォアでポーチできるので、かなり有効です。

ATPやアーニーの「必殺技」もロマンがありますが、繰り出せるかどうかは、早々簡単ではありません。

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その点、「シェイク&ベイク」は十分にポイントの可能性が高い、

現実味のある連係パターンではないでしょうか。

練習を積んで、ここぞの場面で、ぜひチャレンジしたいと思います。

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大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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