戦術について

ミックスダブルスのコツ

ピックルボールをプレーする男女
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ミックスを知ろう
男女プレーヤーの気をつけることと戦略のコツ
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コツ習得は絶対必要

ピックルボールにおいてのミックスダブルスは「花形」です。われわれ一般レベルのプレーヤーも日常よく組みますし、団体戦では避けては通れません。

即席ペアであれ常時であれ、ミックスダブルスのコツ習得に、努力されている方は多いのではないでしょうか? ダブルス以上に大事になってくるだろう、ミックスならではの戦術、戦い方を考えてみたいと思います。

プロはこう戦っている

ピックルボールのプロ、ケビン・ドン選手が自らのミックスダブルスの戦略を教えてくれる動画です。例の「スタッキング」を両ペアとも採用しています。

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よって試合全般を通して、男性が左側(奇数側、アドバンテージサイド)、女性が(偶数側、デュースサイド)に、ほぼほぼ位置しています。男性のフォア側の攻撃を、最大限に生かすための陣形を組んでいます。

▶「Kevin Dong Pickleball」動画より

リターンが短いと、相手サイドの男性がコート中央半分をはみでて強烈なフォアハンドドライブで攻撃してきます。

ドン選手側の女性パートナーは幾度とうまいサードショットを見せます。チャンスとなればキッチン前でドン選手が中央より右側のボールに、フォアのボレーで飛びついていきます。

両ペアとも男性はコート中央より女性側に割り込みます。プロの場合、ときに75%ものエリアを男性がカバーすることもあるそうです。ですが、男性の左右の足のバランスは、ほぼ崩れず、女性とのコンビネーションも守られています。

動きを見るだけでも、これがうまいプレーヤーのミックスの戦い方なのだと、非常によくわかります。

一般プレーヤーはどうする?

われわれ一般プレーヤーの場合、ここまで男性が動くことは少々極端かもしれませんが、参考になる部分はたくさんあると思います。

表現上、男性、女性としていますが、往々にして女性の方にうまいプレーヤーが多いことを日々実感している私「ピックル坊や」です。

あくまで同レベルのプレーヤー同士で、男性の方がパワーとリーチがあり、攻撃力に優れているプレーヤーである、という仮定のもとで話をしているということで、ご了承ください。

女性の狙い所は

女性はキッチン前のディンクショットで、力を発揮してください。往々にして、両ペアそれぞれの、ターゲットになることが多いです。よって、ボールもたくさん飛んできます。

サーブ時は精度の高いサードショットで、前についたパートナーの男性がウイナーを奪えるような展開に持ち込みましょう。

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リターンも安易に打つと相手男性のパワーに押されます。女性を狙うのが定石ですが、しっかり打てるとなれば男性側に、それも深く配球するのも、意外性があって面白いショットです。攻撃力のある男性をキッチンに近づけないことは非常に有効だからです。

ディンク合戦となれば、女性対女性のクロスラリーが必然的に多くなります。しかし、センター付近で相手男性が身を乗り出すようにして攻撃の機会をうかがってます。単調な配球は危険です。

逆を突いて、男性バック側に運ぶショットも織り交ぜましょう前に身を乗り出す男性の足を後ろに下げるような動きを作れれば最高です。返球が甘くなった瞬間、自分の男性パートナーが決めてくれるでしょう。

自分から強く打てる場合、通常なら相手女性の左肩あたり、いわゆるチキンウイングの一番打ちにくい形にしたいところですが、こちらも相手男性が反応してくるかもしれません。女性フォア側の腰の位置というのも有効だそうです。

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バックは男性に任そうという意識が働いているでしょうから、身体正面のボールに、フォアの向きのままパドルを出してくるかもしれません。そうすると、相手は、うまく身体を逃がすようにして打つしかありません。高い技術がいりますし、コート中央に寄っている男性と、ぶつかるような動きになれば、チャンス到来です。

相手男性から遠い位置にロブを上げてみるのも、面白いでしょう。たとえ1度決められても、のちのち、攻撃に躍起になる男性に対して、的を絞らせにくくする効果があります。

まとめると、繊細なプレーをしつつ、男性の強烈な攻撃の網に簡単にかからないためにも、ときに虚を衝くショットを狙う大胆さが必要だということです。

男性が気をつけること

男性はプロ同様、通常以上にアグレッシブに攻撃する意識を持ってください。パドルを振り回すばかりではありません。大事なのは女性との連携をしっかりとり、女性がプレーしやすい環境をつくりだすことです。

女性は、あなたに決めさせようと、ソフトなショットに集中し、懸命にラリーメイクしてくれていることを忘れてはいけません。その結果、あなたにチャンスボールが回ってくるのです。

ミックス男性の心がけ

あらかじめ、コート中央のどのあたりまで、男性がカバーするのを基本とするか、話し合った方が連携もスムーズにいくでしょう。当然、互いのスキルにもよりますが、女性がバックを苦手としている場合は、その心配を極力、減らせる位置にポジショニングしましょう。その分、女性はディンク合戦に集中できます。

またボールを打たずとも、1球1球、きっちりセンターを取る位置に動き、相手ペアにプレッシャーをかけることも大事です。相手ミスを誘発したり、コースを限定することで、パートナーのナイスショットや、必殺「アーニー」が飛び出すなんてことも、あるかもしれませんから。

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ミックスは楽しい!

それぞれの役割分担を明確にし、それぞれがパートナーのために動くことで、よりゲーム性が高まります。そんな理屈抜きにして、とにかく楽しいのは、皆さんもご存知なはずです。

しっかり話し合いながらプレーし、ナイスコンビネーションでポイントが決まれば、パドルタップで大いに盛り上がりましょう。

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ピックル坊や
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勝手に広めるンルン
大阪府生まれ。大学までテニス部。大阪から情報発信。ピックルに目覚め、ルンルン楽しく上手くなれるのか検証中
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